今年の山歩きにおいて、パーフェクトに足元を支え続けてくれているモンベルのトレッキング靴下「メリノウール サポーテック トレッキングショートソックス」。
メリノウール、控えめに言ってサイコーなのですが、湿度の高い真夏の低山から下りてきて、一度だけ「わずかだけど蒸れてる気配」を感じたような気がしたし、「メリノウールバージョン」が良かったが故に、
逆に100%化繊はどうなの?という興味もわいてきて、ウィックロンも履きくらべたい気もしてきます。
モンベル「メリノウールサポーテックトレッキングソックス」 │ 快適なトレッキング向け靴下 | 盛れてません。
ということで、今回は「WIC.サポーテック トレッキングショートソックス」をレビューしていきまっす!!
モンベル「WIC.サポーテック トレッキングソックス」
素材
素材はモンベルが独自開発した「ウィックロン」。
強度の強いナイロン芯糸をクッション性・吸水拡散性に優れた素材で包み込んだ糸で編んであるという理解です。
また、以下の図のように、肌面に「十字断面繊維」を使用しているという説明もあり、
この十字断面繊維もウィックロンなのか、編み方を含んでウィックロンなのか、正直なところよく分かりません。分かりませんが、とにかく速乾性・耐久性に優れていて、抗菌・防臭機能もあり、UVカット(紫外線遮蔽率90%以上)もするという高機能素材。
スペックとしては以下のようになっており、ウールもちょっと含んでるんですね。
アクリル46%+ナイロン40%+ポリエステル6%+ウール5%+ポリウレタン3%
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アウトドア向けの化繊素材といえば「ポリエステル」という印象が強いですが、ウィックロンはアクリルとナイロンがほとんどを占めていて、ポリエステルは6%。ポリウレタン3%は風合いを出すためか、クッション性を出すためか…。
左右の区別があるデザイン
「メリノウール サポーテック トレッキングショートソックス」と同様に左右の区別があるデザイン。
左右の区別があるタイプの方がフィット感が良いのはもちろんなんですけど、「つま先のダメージの蓄積」が左右の区別がないタイプと比べて少ない気がします。一番長い指(ワタクシの場合は親指です)のところから穴が開きにくいのではないかと予想してます。
サポーテック
こちらも「メリノウール サポーテック トレッキングショートソックス」と同様なのですが、サポーテックと呼ばれるサポート機能を採用しています。
締め付け感があるので、苦手な人はサポーテックじゃないものを選ぶと良いかもしれません。ワタクシは気に入って選んでます。
丈
丈はこんな感じ。
個人的にはもう少し短めが好きなのですが、登山での使用を考えると、くるぶしが隠れるこのくらいの長さが限界なのかも知れません。
履き心地
「メリノウール」の方がわずかに蒸れたという理由で選んだ「ウィックロン」。
両方とも「厚手」なのですが、触った感じでは「ウィックロン」の方がすこし薄いように思います。そのためか「ウィックロン」の方がやや蒸れにくいような気もするし、錯覚のような気もします。左右でそれぞれ同時に履いて比べないと分からないくらい、高いレベルで快適。
見た目の違いでは、「ウィックロン」の方がかかと部分のパイル生地が強く出ているように見えます。両方とも総パイルなのですが、化繊の方がパイル感が強く出るんでしょうか…。
このパイル感のおかげで、ほんの少し「ウィックロン」の方がシューズの中で滑りにくいような気もします。これも気のせいかもしれません。
まとめ:レベルの高い合格点をオールウェイズ出してくれる化繊の登山靴下
いまのところまったく不満のないハイレベルでハイコスパな登山向けの靴下という感想です。
蒸れにくさについては本当によく分からないのですが、その厚手感から、真夏は化繊の「ウィックロン」、それ以外の季節なら「メリノウール」を選びたい。いまこの記事を書きながら左右で「ウィックロン」と「メリノウール」を履き比べているのですが、「メリノウール」の方がほっこり暖かい気がするんですよ。
この保温性が、とくに春や秋の登山において心強いシーンもあるかもしれない、という気はします。
とは言え、その差は本当にごくわずか。「ウィックロン」と「メリノウール」、どちらもレベルの高い合格点をオールウェイズ出してくれると思います。
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