Esbitポケットストーブで自動炊飯してみた

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というアレで、Esbitポケットストーブを導入したからにはどうしてもやりたかった固形燃料による自動炊飯(放ったらかし炊飯)をやってみたので、簡単なコツとともにお伝えしたい。

先に結論を申し上げますと、ヒジョーに簡単に炊けました。固形燃料サイコー過ぎた。

メスティンによる自動炊飯

吸水

今回使用したクッカーはトランギアの「TR-210メスティン」。アルミ製で熱伝導率が高く、お米が上手に炊ける、もはや説明不要の人気クッカーですな。メスティンを使ってガスバーナーで炊飯したことは何度かあるのですが、失敗した記憶がありません。

まず、メスティンに米1合をおもむろに入れ、お米を研ぎたい人はどうぞ研いでいただきたい。自分は宗教上の理由というか、マッスルグリルさんの真似というか、面倒くさいので研がずにいきます。

コツなんですが、内側のグロメットの中心のあたりまで水を入れると、お米1合を炊くのにちょうど良い水の量になります。

このままお米に吸水させるために、20分放置。これもコツになりますが、経験上、給水時間がしっかり取れれば、まず間違いなくお米は炊けます

なお、この後、コツらしいコツは出てきません。火加減不要の自動炊飯においては、水加減と吸水、これで8割方勝ったも同然です。

加熱

吸水させたら、いよいよ自動炊飯の開始です。

おそらく「固形燃料ミリタリー」(14g)なら1タブレットで良いのだと思いますが、手元にはEsbitについてきた「固形燃料スタンダード」(4g)しかないので、4タブレット使うことにします。

一応、スリットを塞がないように、中心に4タブレット置いて、

着火。

いちおう、鍋敷きの上で作業を行いましたが、アウトドアでも熱で草木を傷めないためにも、なんか敷いた方が良いと思います。

蓋をしたメスティンをドスンと乗せます。

メスティンの長方形の形状と、Esbitポケットストーブの長方形の形状が抜群にマッチ。メスティンを安定して置けるので、アウトドアでも使いやすそうです。

固形燃料は速やかに最大火力に到達。静かにチリチリと燃えて心地良い。

さて、うまく炊き上がるであろう白米のお供なんですが、普段はほとんど食べないカレーにしました。

賞味期限を確実にオーバーした、いなば食品のチキンとタイカレー(グリーン)。たまたまキッチンにあったので。

缶詰の蓋も開けておいて、

メスティンの蓋の上に置き、一緒に温めます。

一応、メスティンの蓋の重石の役割もあるんですが、このメスティンは蓋がわりと固くて、蒸気で持ち上がることはほとんどないので、単に温めてるだけになってます。

放置

ここまで済んだら、あとは放置しておくだけでイイっていうんだからスゴイ。

メスティンの蓋の隙間から蒸気が噴き出し、泡が出てきても放置。

泡が出なくなり、中からパチパチと音がし始める頃(ガスバーナーで炊飯するときはそろそろ火からおろそうかどうしようかと迷う頃)には、固形燃料の燃焼がかなり進んでて、すっかり弱火になっています。

このまま、火が消えるまで放置します。

消化後

火が消えたら、メスティンはタオルとかに包んで蒸らしておきます。

ポケットストーブの底には少し黒い煤が残っていて、

メスティンの底にも煤が少し付着してました。

この辺はちょっと固形燃料では面倒で厄介なところかもしれません。

完成

さて、10分ほど蒸らしたあと、いよいよ炊き上がった白米とご対面。

メスティンの蓋を開けると、

パーフェクトな白米(白い悪魔)様が登場。

ちなみに、火加減が心配なときは、加熱中でも蓋を開けて中を確認することが多いです。今回は屋内でのテストで、火力も安定してたし、焦げた匂いもしてなかったので、成功を確信して中身を確認せずにここまで来ました。

最後に程よく温まってたカレーをかけまして、完成。

米には芯もなく、焦げもなく、完璧な仕上がりでした。なお、タイカレー(グリーン)もめちゃくちゃ美味しかったです。ただ、カレーがほんのり甘く感じたのは、もしかしたら賞味期限1年7ヶ月オーバーの副作用かもしれません。

後片付け

ちなみに、メスティンの底についた煤は、食器用洗剤とスポンジでキレイに取れました。

カップ麺も作ってみた

自動炊飯はヒジョーにうまくいったので、ついでにアウトドアにおけるポケットストーブのもう一方の利用シーンとして名高い「カップ麺用のお湯を沸かす」をやってみます。

水450mL+固形燃料スタンダード2タブレット

水の量は450mL。カップ麺は300mLくらいで良いとは思うのですが、このくらいの水の量が登山とかのアウトドアでよく沸かす量じゃないかと思います。

固形燃料はスタンダード(4g)を2タブレット

ケトルが小さめなので、ポケットストーブのゴトク部分を斜めにセットして、その上にケトルを乗せました。

加熱

着火。

炎の高さがちょうど良いところにケトルの底があり、さすがは固形燃料専用のストーブ。すべてがちょうどよく設計されてるなーなどと炎を眺めてました。

が、スタンダード2タブレットではこのくらい(↓)までしか温められませんでした。

湯気は出てるし、泡はポツポツと出てはいるんだけど、ギリギリ沸騰まではいってない様子。

アウトドアでは風もあるだろうし、気温が低いこともあると思うので、スタンダードなら3タブレットは準備した方が良さそう。ミリタリーなら1タブレットで十分(おそらく余る)ということになると思います。

完成

沸騰はさせられなかったけど、カップ麺は沸騰したお湯じゃなくても作れるんですよね。山専ボトルに熱湯を入れて、数時間後にそのお湯でカップ麺を作ったりしてるので、このお湯でも十分に作れるはず。

ということで、カップヌードルPRO 高たんぱく&低糖質 チリトマトヌードルにお湯を注いで3分。

フツーに作れたし、非常に美味しかったです。

もしかしたら、カップ麺側も進化していて、温度が低めのお湯でも作れるようになってるのかもしれない。

まとめ

  • Esbitポケットストーブでめちゃくちゃ簡単に自動炊飯できる
  • 1合炊飯時はスタンダードで4タブレットミリタリーで1タブレット
  • カップ麺用のお湯を沸かすのならスタンダード2タブレットでギリギリ
  • 煤が出るのがちょっと面倒だけど洗えば落ちる

今回は安定した屋内でのテストでだったのですが、アウトドアでも十分イケるんじゃね?っていう感触は掴めた気がします。全体的に満足度が高いので、フィールドでも積極的にテストしていきたいと思います。

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