ACLIMA HUNTING SOCKS │ スノーボード用靴下の決定版

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スノーボードのウェアとして何が大事かと聞かれれば、かなり上位に持ってきてしまうのが「靴下」です。

スノーボードとは、基本的には雪面に力を加えて滑るスポーツ。肉体がスノーボードの板に力を最初に伝える接点、つまり靴下が一番大事であり、このロジックで言えば、靴下、ブーツ、バインディング、板の順番に大事ということになります。これがどれだけ暴論かということは誰の目にも明らかなのですが、とは言え、ブーツの中でズレたり、薄すぎて冷たかったりすれば、パフォーマンスに影響を与えることも分かっていただけると思います。

シマノTABI SOCKS

で、個人的にこれまで愛用してきたのが日本が誇るシマノのTABI SOCKS。シマノと言えば、自転車のコンポーネントとか釣具とかで有名な メーカーですが、以前はスノーボードのバインディングやブーツも出していて、その流れでスキー・スノーボード向けの靴下も出していたんですね。

TABI SOCKSはその名が表す通り、トゥボックスが足袋のように親指とそれ以外の指で分かれている靴下で、膝下まで上げてもまだ余裕があるくらいの十分な長さがあります。ふくらはぎ部分は締め付けず、どちらかといえば薄めの仕立て。

足裏の”SHIMANO SNOW TECHNOLOGIES”と三角形を四つ葉の形に並べたロゴが懐かしい。

この靴下が好きすぎて、シマノがスノーボードから撤退するというニュースが流れたときには、在庫のTABI SOCKSをいくつか確保したし、穴が開いても補修して使い続けてたのですが、そろそろ限界。代替製品を探していたところ、いつもスノーボードを買ってるショップの店長さんから、これ良いよって薦められたのがACLIMAのHUNTING SOCKSでした。

ACLIMAといえば、ウールで有名な北欧のメーカーで、ミレー網のようなベースレイヤーが人気なのかな?くらいの認識でした。スノーボードの先輩カズくんもACLIMAを履いているということで、ひとつ買ってみたのですが、結論としては

最高オブ最高

でした。

ACLIMA HUNTING SOCKSの良いところ

21-22シーズンのわりと最初の方に導入したのですが、導入後はほとんどHUNTING SOCKSを履いてスノーボードに行ったし、あまりにも感触が良くて、ヘビロテ確定だったので2足目も買い増しました。

ACLIMA HUNTING SOCKSの良さの半分以上は、素材であるメリノウールにあるのかもしれません。

蒸れにくい

暖かいのは当然のことなんですが、これまで履いてきたどの靴下よりも蒸れない気がします。とくに春のバックカントリーのときなんかは、汗で蒸れやすいし、腐った雪が徐々にブーツから浸透してきて、ブーツを脱いだら足がビチョビチョなんてことがあると思うんですけど、少なくとも先日の立山バックカントリーではそのような不快なシーンは一度もありませんでした。メリノウールの温度調節機能が蒸れにくさに寄与しているんだと思います。

防臭効果

また、メリノウールの防臭効果も感じられました。立山では3泊4日、スノーボードのときも就寝時も、完全に履きっぱなしだったのに、とくに臭いもなく、履き替え用に持っていったもうひとつのHUNTING SOCKSは最後まで履かずに済みました。

メリノウール100%ではなく、パッケージの表記によると

  • メリノウール 73%
  • ポリアミド 26%
  • エラスタン(かな? ポリウレタンの弾性繊維っぽい) 1%

という割合になっているようです。

厚手の生地

生地は厚手で暖かく、これまでスノーボードで履いてきた化繊の靴下に比べれば、フワッフワ。

長さも膝下までは十分にあります。

シマノのTABI SOCKSよりは少し短いくらい。

生地が厚いので、足が守られてる感があり、足を通すとホッと安心するような気持ちになります。

ちなみに、シーズン後半にTABI SOCKSを久しぶりに履いてみたのですが、その感想が「ナニコレ薄っ!? 冷たっ!?」で、HUNTING SOCKSの安心感を再認識することになりました。

ACLIMA HUNTING SOCKSの心配なところ

心配ポイントを挙げるとすれば、ウール特有の耐久性ということになるでしょうか。1シーズンは十分に持ったのですが、毛羽立ちが目立ってきており、こういうところはほかの化繊の靴下では(1シーズンくらいでは)見られなかったところだと思います。

ただ、毛羽立ってはいるんですけど、フェルト化(*)して固くなったりはまだしてません。HUNTING SOCKSのスタメンは確定なので、今後、どのくらいでフェルト化したり、穴が開いたりするのか、耐久性を見ていこうと思います。

(*)ウール製品は使用や洗濯などで劣化が進むと、目が詰まって固くなっていきます。これをフェルト化と言うそうです。自分の場合、メリノウールの靴下だと、足裏が固く薄くなって、履き心地が悪くなるころに穴が開き、寿命を迎えることが多いです。

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