最近たまたま見たYouTube動画で、「イントラドリンク」にはBCAAは必要ないという話を目にしました。
イントラドリンクとは
イントラドリンクとは正確には「イントラ・ワークアウト・ドリンク」のことで、要はワークアウト(トレーニング)中に摂取する飲料のことです。
この動画の主旨は、トレーニング中の水分補給はポカリスエットがおすすめということ。ぼくもポカリスエットは(ちょっと甘いけど)大好きで、子供のころからよく飲んだし、行動食としてのカロリーメイトを含め、大塚製薬さんには本当にお世話になっています。
ただ、あまりにもポカリスエットには慣れ親しみ過ぎていて、ボルダリングとかの運動中の水分補給はもっぱらBCAAだったりします。
BCAAはバリン、ロイシン、イソロイシンのことで、運動時の筋肉でエネルギー源となる必須アミノ酸です。
自分の場合、BCAAにクレアチンを混ぜて、オリジナルドリンクを作って飲んでます。クレアチンは、無酸素運動などの強度の高いトレーニング時にエネルギーを作り出すサポートをしてくれるもの、という理解。こちらもアミノ酸です。
BCAA必要ないってよ
さて、驚いたのが、動画の2:45くらいからの内容で、
たんぱく質を十分に摂取していれば、BCAAやEAAのようなアミノ酸系のサプリはほぼ効果が望めないというのが一般的
ということ。
マジか…昨今の筋トレ界隈、そういうことになってたんだ…。
この効果が望めないというのが、以下のどちらなのか、
- ボディビルダーとかの、筋肉を大きくする効果が望めないということ
- アスリートとかの、運動のパフォーマンスに対して効果が望めないということ
あるいは、これを区別する意味があるのか(ボディビルダーの筋トレだって「運動」ですしね)、この辺がちょっと分かりません。
分からないんですけど、昨今のトレーニングブームの中で、やれプロテインだ、アミノ酸だ、なんとかだって言われて踊らされた挙げ句、「一周回ってポカリかよ」っていうのはなかなか感慨深いものがあります。
ポカリの成分も液体と粉で違うらしい
これもぜんぜん知らなかったのですが、ポカリスエットの成分は、パウダーと(ペットボトルとかに入ってる)液体とでちょっと違うらしく、トレーニングにはパウダーの方がおすすめとのことでした。
原材料については公式サイトに詳細が載っていたので、そこから引用しておきます。
💡ポカリスエット基本情報 | ポカリスエット公式サイト | 大塚製薬
- ペットボトル:
- 砂糖(国内製造)、果糖ぶどう糖液糖、果汁、食塩/酸味料、香料、塩化K、乳酸Ca、調味料(アミノ酸)、塩化Mg、酸化防止剤(ビタミンC)
- 缶:
- 砂糖(国内製造)、ぶどう糖果糖液糖、果汁、食塩/酸味料、香料、ビタミンC、塩化K、乳酸Ca、調味料(アミノ酸)、塩化Mg
- パウダー:
- 砂糖(国内製造)、ぶどう糖、粉末果汁、デキストリン、食塩/酸味料、香料、ビタミンC、塩化K、調味料(アミノ酸)、乳酸Ca、炭酸Mg
同じ液体でも、ペットボトルと缶で微妙に違うんですね。缶だと腐食する成分があるんでしょうか。
糖質の違いはちょっと気になります。パウダーはぶどう糖とデキストリンが入っていますが、ペットボトルは果糖ぶどう糖液糖、缶はぶどう糖果糖液糖です。
- 果糖ぶどう糖液糖:果糖のほうがぶどう糖より多い
- ぶどう糖果糖液糖:ぶどう糖のほうが果糖より多い
リサーチが必要かもだけど…
「イントラドリンクにアミノ酸は不要」というのは、自分にはこの動画しかソースがないので、もうちょっとリサーチしたいところです。
が、とくにトレーニング界隈は「アレはダメ、これが正解」といろんな人が様々な意見を出しがちな領域。そこにシンプルに「ポカリが正解」というソリューションを提示するのは、わりと爽快で気持ち良い。
で、ポカリをガブガブ飲んで糖質過多で太る人が続出する未来までがセットなのかな、と思ってます。気をつけよう…。
コメント
「イントラドリンクにアミノ酸は不要」というのは、自分にはこの動画しかソースがないので、もうちょっとリサーチしたいところです。
類似した事述べられいれいる方は複数います。
食事やプロテイン で20のアミノ酸が得られ、それが十分かつ計画的に取れるなら、イントラにeaaとかbcaaがいらないのは個人的には腹落ちします。
過去にbcaa飲んでて、現在在庫消化のeaa飲んでますが、水にデキストリンでいいんじゃない?と思っていたところにこの動画が出たので、個人的には納得感あります。
そういう意味では、bcaaとか意味がないとかでなく過大評価されている感に近いと思います(あと、お金かけてでも僅かの上乗せも必要で最大効果得たいとかかと思いますが、競技者ならわかるものの一般人には、コスパ悪い気もします)
コメントありがとうございます。
> 食事やプロテイン で20のアミノ酸が得られ、それが十分かつ計画的に取れるなら
ここが大事な前提になっていると理解しました。
必要なアミノ酸が、タンパク質が食事等で摂れているのであれば、トレーニング中はトレーニングのための(トレーニングに集中した)ドリンクを摂ればイイじゃない、ってことかなと思います。
> お金かけてでも僅かの上乗せも必要で最大効果得たい
この気持ちは、自分は競技者ではないけども、分かる気がします。藁にもすがりたい笑