便意喪失

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先日、人間ドックを受診したんです。

人間ドックというのは、健康診断よりもちょっと豪華な身体検査のことで、健康診断では普通行わないような検査もいくつか行うのですが、その中でもメインイベントを張るのが胃カメラです。

胃の中にカメラを入れるという正気ではない検査なのですが、いやどう考えても、胃の中にカメラを入れるっていう発想は狂ってると言わざるを得ないのですが、生身の身体で受診するには非常に辛くまともな精神ではいられないため、喉に麻酔をかけたり、気を失わせたりと、なかなか手の込んだ検査だったりします。

ただ、ワタクシの場合、胃カメラが怖いという理由でもっぱら胃透視、すなわち胃のレントゲン撮影による検査を受けています。このレントゲン検査、普通にレントゲンをかけると胃も透けてしまうので、まずは胃の動きを弱める注射を打ち、胃を膨らませるためのシュワシュワする粉を飲んでゲップを我慢し、その状態でおそらくはX線をあまり通さない液体であるバリウムを飲んで胃に溜め、右を向いたり左を向いたり、仰向けになったりうつ伏せになったりしながら、何度かレントゲン撮影するという、こちらもしっかりと手間がかかる検査だったりします。

さておいて、このバリウムという白い液体には下剤が入っていて、用済みとなった暁には可及的速やかに対外に排出されるようになってます。

人間ドックを受診した午後も順調に腹を下し、まあまあの軟便とともにバリウムを排出。翌日も腹痛とともに訪れる強烈な便意に、バリウムに含まれている下剤の影を存分に感じていたのですが、その後2日間、ピタッと便意を喪失

もともと便秘気味の体質ではあるのですが、最近は腸活をしていたこともあり(整腸剤を飲んでるだけですが)、防御率1.2あたりをキープ。

ここで言う防御率とは、何日に1回排便するかを表した数値で、排便の成績を測る評価指標(便秘の防御率)として用いられます。防御率1.2は1.2日に1回、すなわち6日で5回の排便ペースを意味します。野球における防御率と同様に、数値が小さいほど、成績の良い投手お腹の調子が良いと言えます。

個人的には「便秘の防御率=1点台」が身体の負担が少なく、程よく健康だと思っているのですが、便意がなくなってからの直近3日間で、防御率は3点台へ突入。お腹は張り、ご飯を食べるのも何か苦しい。便座に座っても便意の到来はナッシング。

疑われるのは、やはりバリウム。バリウムは体内に長く居座ると硬式ボールのように硬くなるため、ゆえに下剤を使って可及的速やかな排出を促すのですが、以前、「もう全部バリウム出たかなー」と呑気に油断してたら、まだ直腸に残存していたことがありまして。数日後、会社の便所で、ひたすら悔いながら白い青春(硬式ボール)を産み落とすという絶望的・屈辱的な苦行を自らに強いた体験がフラッシュバックします。あ、バリウムが硬化してるので、白い便なんですよね。

もうあの失敗は繰り返すまい。

便意を喪失してから3日目、ほぼ半泣きでドラッグストアに駆け込み、人生初のコーラック。

正確にはコーラックⅡの方にしました。Ⅱの方は「スルッと」出るらしい。ありがとう、大正製薬さん。やさしい。好き。

15才以上は1〜3錠を1日1回とのことで、ちょっとびびって2錠服用したのですが、しばらくするとわりと優しめの便意が到来。

おい、久しぶりやんけ便意、どこ行っとったんや。

挨拶もほどほどに排便。全然白くなくて、普通の便でした。バリウム関係なかった。硬式ボールじゃなくて良かった

以降、翌々日くらいまで下剤特有の腹痛とともに軟便が出ましたが、そのあとは至って普通の状態に戻り、現在は防御率1.0にまで回復しています。今後はこの防御率をキープできるよう、一層トレーニング(腸活)に力を入れる所存です。

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