最後にボルダリングに行ったのが3ヶ月以上前の1月の初め。その前も3週間ほど間が空いていたので、実質4ヶ月は登らない期間が続いたボルダリング。活動のメインをスノーボードに移した時期でもあり、今シーズンはそれなりに雪が積もり、暖冬でほとんどスノーボードに行けなくて相対的にボルダリングに行けていた昨シーズンよりも、今年はモチベーションを下げていました。
というアレで、先日、久しぶりにボルダリングジムに登りに行ったのだけど、なかなかの弱体化っぷりにちょっと涙目になりましたよね。
4ヶ月間の変化
体重
4ヶ月間、筋トレもせず、ジョギングもやめていたので、定期的な運動と言えば、週に1、2回のスノーボード。体重は12月の平均値から3kgくらい増加してました。
これはさすがにヤバいということで、3月の最終日からボチボチとジョギングは開始してます。でも、痩せるなら筋トレと食事制限の方がイイんですよね…。
グレード
もともと大して高くないグレードが2つは落ちました。
- 自身最高グレードはまったく触る気が起きない(いちおう触ったんですけど、核心にも届かない)
- 1つ下のグレードはひとつも完登できない
- 2つ下のグレードもイチゲキできない
というような状況。
「2つ下のグレード」が「初心者が最初に感じる壁」あたりのグレードなので、もともとの実力も推して知るべしなのですが、…完全にこれ、初心者に戻っとるやないか。泣いた。
ムーブ
体の動かし方は覚えてました。しかし、ぜーんぜん思ったとおりに動かすことができない。保持もできないし、足も上がらない。
とにかく、身体が鉛のように重い。腕を上げるのも、太ももを持ち上げるのも億劫。パリの午後のように気だるい。
あと、オブザベーションができなくなっているのと、教えてもらったテープなしの課題がボケてんのかな?って思うくらいぜんぜん頭に入らない。登りながら、「えっ? えっ? えっ? えっ?」ってオットセイの鳴き声みたいになる。
痛み
指皮
指皮がふわっふわの赤ちゃんの指みたいに戻ってたんですけど、いや、赤ちゃんの指はさすがに赤ちゃんに失礼ですけど、指皮の硬さが完全に取れて、ノーマルな指に戻ってました。
ノーマルな指にはホールドの摩擦係数は高すぎるし、ヒトの体は重すぎる。
まず指皮の痛みにやられました。
前腕
秒でパンプアップする前腕。と、同時に、急速に低下する握力。
筋トレすらしなかった自分が恨めしい。
足指
足指とか足裏の筋力が低下していて、軽く攣りそうになりました。
右手中指の第2関節
1年以上前に自分の握力で突き指をしてしまい、右手中指の第2関節がずっと腫れていて完全に曲がらず、拳を握り込めない状態が続いていました。で、これが4ヶ月のレストでかなり回復してきていて、だいぶ曲がるようになってきてたんですけど、1回のボルダリングでまたすこーし痛みが出てきているような気がします。
このままボルダリングを続けても無理をしなければ治るのか、もっと長期間レストしないと治らないのか、要経過観察。
常連さんの反応
こちらからすると、たかだか4ヶ月ジムを空けただけ。顔ぶれもそんなに変わっていないので、どもどもーお久しぶりですーまた弱いぼくを登らせてくださいー、くらいのノリで入っていったんですけど、まるで幽霊でも見るかのような顔で「何してたんですか?」「どこでコソ練してたんですか?」っていう反応でした。
少し間を空けるとすぐに弱くなる、その恐怖から普通は間隔を空けないという、クライミングならではの反応かもしれません。
数ヶ月やらないだけで驚かれるスポーツって、ほかにありますかね?
で、弱くなったぼくを見て、ちょっと嬉しそう。もともと弱いのに、そんな反応してもらって、なんかちょっと申し訳ないです…。
モチベーションのリセット
冒頭に書いたとおり、スノーボードシーズンへの突入によりボルダリングへのモチベーションを下げていました。ですが、振り返ればその前から、クライミングの上達が頭打ちになっていた気がします。グレードも上がらず、登れる体験も減り、モチベーションを下げていたと思います。
4ヶ月間ボルダリングから離れていたことで、グレードが下がって、相対的には上達する余白が増えたはず。低いグレードからまたレベルアップしていく感じをやり直せると思えば、案外グレードを下げるのも悪くなかったのかもしれません。
まずはグレードを戻すこと、次に過去最高グレードを更新することを目標に、体作りとか、トレーニングも工夫しながら、これからまた取り組んでいこうと思います。
まぁ、年齢的にグレードの更新は難しいかもしれないですけどね。おっさんがそれなりに難しい課題に登れると、格好いいじゃないですか。まだまだ、格好つけたい。
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