「タフまるJr.」をポチったと思ったら「OPTIMUS 8R」が届いた件

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昨年のキャンプでディーケーさんが使用していた、イワタニのカセットこんろ「タフまるJr.」

その後も何度か目にする機会があり、この使い勝手の良さそうな、コチっとしたサイズ感が完全に好みであり、ええやん、次に買うアウトドアギアはこれやんって思ってたんですよ。

いや、あんたいろいろバーナーを比較してOPTIMUS SVEA 123Rにしたんちゃうんかいという声は甘んじて受け入れます。でもSVEA 123Rって11cm以上の直径の鍋が使えないんですよね。

バーベキューといえば肉(とタコス)であり、

  • 直径が11cmまでの鉄板を探してSVEA 123Rを使うか
  • 11cm以上の鉄板が乗せられるポータブルこんろを買うか

という選択を迫られた結果、ゴトクの下に燃料タンクが来るタイプではなく、分離型とも言える「タフまるJr.」もうコレやんamazonでポチったろハァハァ…😮‍💨ってなって、気絶して、気がついたら、

OPTIMUS 8Rが届いてました。

!?!?!?

OPTIMUS 8Rはいわゆる「箱ストーブ」と呼ばれるタイプの、燃料にホワイトガソリンを使用するストーブ(バーナー)です。もともとは登山やキャンプで使われてきた調理用のこんろで、近年はカセットこんろの普及におされて次々と製造中止に追い込まれているのですが、今なおマニアには人気ギアであり中古市場を賑わせてナントカカントカ…。

ていうかこれ、OPTIMUS 8Rじゃなくて、

PRIMUS 8Rなんですよね!!!

PRIMUS製の8R!! ちょっとレア!!

PRIMUSといえば、日本においてはPRIMUS製品を輸入販売しているイワタニ・プリムスであり、「タフまるJr.」を製造販売しているイワタニのグループ会社なので、これはもう

「タフまるJr.」を買ったと言っても過言ではない

んですよ!!

完全に整合性が取れたロジックなのですが、さておいて、翌日、

「今度こそ」OPTIMUS 8Rが届きました。

!?!?!?

いや…あの、ちょっと待ってほしい。

その、アレです…。

PRIMUS 8Rの値段交渉してたら、もうちょっと程度の良さそうなOPTIMUS 8Rが出品されたんですよね。OPTIMUS 8Rはもう、これはチャンスと言わんばかりに即座に落札したんですけど、PRIMUS 8Rの方も希望価格には届かなかったものの譲歩できる価格交渉に応じてもらったし、買わないのは失礼だと思ったんですよ。それでPRIMUSの方が先に届いた、というだけの話なんです。(早口)

もちろん、2つ買う意味が分からないっていうご意見にも全力で賛同するんですけど、ちょっと中身を見ていただきたい。

ほぼ同じです。

角度を変えても同じ。

まぁ、違いがないわけではなくて、古いPRIMUS 8Rの方は調整キーを上蓋につけられるようになってるんですよ。でもまぁ、それ以外はほとんど同じ。それを言うなら調整キーではなくベークライトハンドルがついてて、上蓋のロゴがシールじゃなくてエンボス加工のOPITIMUS 8Rがあるんですけどウンタラカンタラ…。

ちなみに出品者の方の説明によると、PRIMUS 8Rの方は1974年ごろに購入されたらしいので、モノの価値としてはPRIMUS 8Rの方が高いんだと思うんですけど、OPTIMUS 8Rの方は外箱と説明書がついて来たこともあり、購入金額はOPTIMUS 8Rの方が高かったです。

OPTIMUS製品なので、代理店はスター商事さん。お世話になっております。

なぜか、説明書は箱に入らないサイズだったりします。

まぁ、それはそれで。趣深い。

簡単にOPTIMUS(PRIMUS) 8Rの燃焼方式を説明しておくと、基本はSVEA 123Rと同じと言っても差し支えないと思います。

非加圧式の燃料タンクで、プレヒートが必要(まぁ、一般的には加圧式でもプレヒートが必要なバーナーがほとんどだけど、SOTOのMUKAストーブとかはプレヒート不要を謳ってるしね)。

バーナーヘッドはSVEA 123Rとほぼ同じで、互換があります。直接、燃料タンクの上でプレヒートを行うSVEA 123Rとは異なり、プレヒート皿がバーナーヘッドの下に用意されていて、ここにアルコール燃料等を入れてプレヒートを行います。そのため、プレヒート時に燃料タンクが暖まりにくく、SVEA 123Rよりは長めにプレヒートを行った方が良さそう。燃料タンクが分離しているため、大きめの鍋が使えるというメリットはもちろんあります(けど、燃料タンクに被さるようなサイズはダメだと思います)。

さて、このOPTIMUS(PRIMUS) 8Rなんですが、同じくスウェーデンのTrangiaのケトルとめちゃくちゃ相性がイイ。

いかがだろうか。

このあつらえたようなサイズ感。デザインの統一性。

OPTIMUS(スウェーデン)の箱ストーブの上の、Trangia(スウェーデン)のケトル。

よく知らんけど、日本の茶器のようなデザインセンス。なぜ、近年の日本からはこういう製品が出てこないんだろうか。ここにビジネスのヒントがあると思いますよ、日本のアウトドア・ガレージメーカーさん!!

ということで、さいきんはこのOPTIMUS 8RとTrangiaのケトルが、インドアチェアリングの鉄板の組み合わせとなっています。

スウェーデンの古き良き箱ストーブとケトルでお湯を沸かし、それを眺めながらお茶を飲む。サイコーです。

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