最初に購入したアウトドア向けの折りたたみナイフは、Spyderco(スパイダルコ)の「PERSISTENCE(パーシスタンス)」でした。
CRKTの「Drifter」同様、ライナーロックでG-10ハンドル。
スパイダルコは米国のナイフメーカーで、ファブレスなので、生産は他メーカーや他国に委託しています。「PERSISTENCE」は中国生産の廉価モデルのため、8Cr13MoVスチール(ブレードの根元に記載)というコスパの良いブレード鋼材を採用。
スパイダルコをスパイダルコたらしめる、独特の丸いサムホールがカッコ良くて、かつ機能的。この丸いサムホールはグローブをしたままでも片手で開けるようにするもので、スパイダルコが特許を持っているようです。リードにぶら下がってるクライマーが使用するようなシーンなどを想定しているのかな、と予想。サムホールを親指で弾けば、片手でカンタンにナイフを開くことができます。慣れれば中指でも弾けるらしい。
ブレードの断面はフラットグラインドというまっすぐなタイプなので、包丁代わりに使えるのがこの「PERSISTENCE」の特徴かなと思います。
袋の穴あけやユーティリティ目的ではほかのナイフで十分なのですが、食材を切るシーンが想定されるような、テント泊を伴う山行やバックカントリーでは、包丁としても使いやすいSpyderco「PERSISTENCE」を持っていくことが多いです。
フラットグラインドなんだけど、刃厚はそこそこあって、3mm厚。モーラナイフ並みに厚いので、バトニングもできるかも。したことないけど。
折りたたむと10cmちょっとで、ブレードの長さは7cmくらいでしょうか。
公式サイトのスペックを載せておきます。
Persistence® G-10 Black – Spyderco, Inc.
- Overall Length 6.85″ (174mm)
- Blade Length 2.75″ (70mm)
- Steel 8Cr13MoV
- Closed Length 4.12″ (105mm)
- Edge Length 2.7″ (69mm)
- Weight 3.6oz (101g)
- Blade Thickness 0.118″ (3mm)
- Handle G-10
- Clip Position Ambi
- Tip Carry Position 4-position
- Lock Type LinerLock
- Grind Full-Flat
- Sheath N/A
- Origin China
大胆なサムホールの、その独自のデザインがカッコ良く、包丁代わりに使えるところも気に入っているのですが、造りも結構良くて、意外と重厚感があるナイフです。刃厚が3mmと厚いのも、この重厚感に寄与しているかもしれません。ただし、ハンドルがG-10の樹脂製なので、全体的な重さはそこまで重くない(100グラムちょっと)という感じです。
Spydercoだと「PARA 3」とかも人気だと思いますが、ちょっとお高い。
もう少し安いモデルだと、「AMBITIOUS(アンビシャス)」あたりが「PERSISTENCE」と価格帯も近くて、検討の価値ありだと思います。本国の価格設定では「PERSISTENCE」より5ドルほど安そう。
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