Shokz OpenMove │ ベストオブ入門向け骨伝導イヤホン

ライフハック
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減量目的で、1日に数km〜十数km、過去に一度だけ合計で245km走った月があるんですが、普段はせいぜい数十km、頑張っても100kmを超えるくらいしかジョギングしない、軽量ジョガーなワタクシ。

ジョギング自体に喜びを見出すような特殊な訓練は受けていないため、ジョギング中の音楽は必須要素だったりします。

意識高い系のときは、Voicyとかで意識高い系コンテンツを聴きながら走ることもあったのですが、いまはフツーにAmazonのPrime Musicでオススメされた音楽をテキトーに聴き流しています。

つまり、ジョギング中にはイヤホンが必要なわけで、先日、Shokzの骨伝導イヤホン「OpenMove」を導入したんでした。

この記事では、Shokz「OpenMove」のカンタンな使い方と、その使用感を記載します。

パッケージ

パッケージはこんな感じ。可もなく不可もなく。

OpenMoveは左右のイヤホンが繋がっているタイプなので、繋がっている部分に不必要にダメージを与えないように梱包されてました(右の画像)。

内容物

内容物は以下の6点。

  • OpenMove本体
  • ソフトケース
  • ユーザーガイド
  • 製品保証書
  • 利用規約
  • USB-Cケーブル

使い方

使い方はユーザーガイドに載ってますが、より詳しい使い方はこちらからダウンロードできます。

電源オン/オフ

電源オン

電源/音量+ボタンを長押しすると、LEDが青く点灯し、「Shokzへようこそ」と音声案内が流れて、電源が入ります。電源が入ると、LEDは消灯します。

もし、ペアリング済みで、スマホと接続した場合は、再度LEDが青く点灯し「接続しました」の音声が流れます。

電源/音量+ボタンは、装着時に右耳の耳に近い方のボタンです。

電源オフ

電源/音量+ボタンを長押しすると、LEDが赤く点灯し、「終了します」と音声案内が流れて、電源がオフになります。

電源がオフになると、LEDも消灯します。

ペアリング

  1. OpenMoveを電源オフの状態にします。
  2. LEDが青と赤に交互に点滅するまで、電源/音量+ボタンを押し続けます。
  3. スマホのBlueToothの設定を開き、「OpenMove by Shokz」を選択すると、「接続しました」の音声案内が流れ、スマホとOpenMoveが接続します。

iPhoneの場合は、以下のようになればOKです。

一度接続してしまえば、次回以降は電源オン時に自動的に接続します。

音量

オーディオ再生中(通話中)に、電源/音量+ボタンを押下すると、音量が大きくなります。音量-ボタンを押下すると、音量が小さくなります。

マルチファンクションボタン

マルチファンクションボタンは、押下の方法によりいくつかの機能を切り替えて操作できるボタンです。

音楽の再生/停止1回クリック
次の曲音楽再生中にダブルクリック
前の曲音楽再生中にトリプルクリック
通話の応答1回クリック
通話の終了1回クリック

マルチファンクションボタンは、装着時に左耳のスピーカーの上にあります。

バッテリーの状態を確認

オーディオ停止中に電源/音量+ボタン、または音量-ボタンを押下すると、バッテリーの状態を音声案内してくれます。

案内は以下の4パターンです:

  • 「バッテリーは充電されています」
  • 「バッテリーはおよそ半分です」
  • 「バッテリーは残りわずかです」
  • 「充電してください」

充電方法

USB-C充電ポートに、付属のUSB-Cケーブルを接続して充電します。充電中は、LEDが赤く点灯します。充電が完了するとLEDは青色の点灯になります。

USB-C充電ポートは、電源/音量+ボタンと、LEDの間にあり、通常はカバーで隠れています。

インプレッション

導入して2ヶ月ほど経過した現在の使用感をレビューしたいと思います。

骨伝導感

骨伝導イヤホンと聞いて、どんな「音の鳴り方」を想像するでしょうか。

自分は「骨伝導」の名の通り、音波が頭蓋骨を振動として伝わり、内耳(っていうか脳みそ)を直接ズムズム揺らすような、ある意味でサイケデリックな体験を期待していたんですよ。

でも違った。

内耳にアクセスするっていうよりは、耳元に小さなスピーカーを置いている感じ。頭ん中にガツンと響くというよりは、耳元で囁く感じ。

もちろん、スピーカー部分はしっかり振動もしていて、骨伝導によっても音は伝わっているのですが、耳元で鳴ってる感の方が強い。事実、音楽を鳴らしながらそっとスピーカーを肌から浮かしても、スピーカーから音が聴こえます。

ただし、スピーカーを浮かした途端に音質が悪くなるので、骨伝導の能力が低いわけではないと思います。単に「思っていた体験とは違った」ということですね。

耳を塞いでも骨伝導で音が聴こえるのか、以下で実験しています。

オープンイヤー

骨伝導イヤホンの最大の特徴であり、メリットが「耳を塞がない」ということに尽きるワケですが、これはもう本当にサイコーです。

冒頭にも書いたように、自分はイヤホンをジョギング中に使うのですが、インイヤー型のイヤホンの場合、自分の足音などがそれこそ骨伝導で聴こえてきてたし、外音があまり聴こえないせいで、突如目の前に人が現れてびっくりするようなことが頻繁に起きていました。

オープンイヤーの「OpenMove」は外音がしっかり聴こえるため、周囲の気配に気づきやすく、かなり安全にジョギングできている印象です。自分の足音も、外音としてちゃんと耳から聴こえるし。

一度、(深夜)ジョギング中に、背後からカシャカシャカシャカシャ…と四足歩行動物の爪がアスファルトタイヤを切りつけながら暗闇走り抜ける音が聴こえてきたことがあって、え、犬が脱走でもした!?って振り返ったら2匹のアナグマ(たぶん…タヌキではなさそうでした)が追い抜いていったことがあって、めちゃくちゃビビりました。でも、もし足音が聴こえずに、いきなり2匹のんアナグマに追い越されたら、ギョッとしすぎて心臓が止まっていたと思います。「OpenMove」に命を救われたと言っても過言ではない。

あと、耳の穴とイヤホンの間に汗が侵入してきて、イヤホンを投げ捨てたくなるという、インイヤー型特有の不快感も当然なくなりました。耳の穴の中が蒸れない。濡れない。サイコー。

装着感

個人的には可もなく不可もない装着感。

自分のジョギング程度の身体の動かし方では、ずれたり、外れたりすることはまったくないです。

インイヤー型のイヤホンはジョギングの振動で緩んできて、何度も耳の中に押し込む(そしてタッチセンサーを誤操作してしまう)というイライラポイントがあったのですが、それがまったくなくなったのはサイコーなんですが、自分の場合は長時間装着していると、すこーし耳の上が痛くなるんですよね。この一点のみで「可もなく不可もなく」という評価です。

あと、ジョギング中は、帽子、メガネのツル、イヤホンと、耳周りが渋滞しがちなんですが、とくにお互いは干渉し合わない感じ。この辺りはよく設計されてるのかなと思います。

デメリット

音漏れするかも

上にも書いたとおり、スピーカーを浮かしても音が聴こえるということは、つまりは常に音漏れしているということになります。

自分は指摘されたことはありませんが、音量を上げすぎると、周囲の人の迷惑になる可能性がありそうです。

電源のオン/オフがダルい

ケースがバッテリーになっているタイプのイヤホンは、ケースから取り出した瞬間に電源がオンになり、ケースに入れると電源がオフになるというものが多いと思います。つまり、電源のオン/オフを意識しない。

しかし、Shokz「OpenMove」は充電ケースではないため、使用開始時に手動で電源オンし、使い終わったら忘れずに電源オフする必要があります。

一度、電源のオン/オフを意識しない操作に慣れてしまうと、毎回電源ボタンを長押しして電源オン/オフする操作は、とても面倒というか無駄な動作に感じてしまいます。

ここは、充電ケースタイプの「OpenFit」というモデルでは解消されているかもしれません。

充電がダルい

上の充電ケースではないデメリットにつながるのですが、充電ケース式は、ケースにイヤホンを戻せば、充電が始まります。充電ケース自体のバッテリーが十分であれば、「充電忘れ」がないし、充電操作自体もカンタン(というか、ケースに戻しているだけなので、充電しているとは感じない)です。

しかし、「OpenMove」はUSB-Cケーブルで充電をする必要があり、USB-C規格は良いとしても、カバーをずらしてケーブルを接続するという操作がなかなかダルい。カバーもそれなりに華奢な造りに見えるので、いつか壊してしまわないか不安。

この点についてのShokzの回答としては、充電ケースタイプの「OpenFit」にするか、マグネティック充電ポートという(AppleのMagSafeのような)磁石で充電ケーブルを接続するタイプを使ってね、ということなんでしょう。

マグネティック充電ポートを搭載したモデルは以下のようです:

没入感がない

「耳を塞がない」というメリットの裏返しになるのですが、外音が聴こえてしまうため、没入感が得られません。音楽をじっくり聴くという用途には合わないと思います。

というか、オープンイヤー型とはそういうものなので、これをデメリットとするのは酷かもしれません。

まとめ

というアレで、初めての骨伝導イヤホンとしてはヒジョーに満足しています。とにかく、安全にジョギングできるようになり、インイヤー型の不快感がなくなったのが嬉しい。

デメリットもいくつか挙げましたが、基本的にはオープンイヤー型という機構上、仕方のないものだったり、ほかのモデルでは解決しているものなので、この辺りは「次に買うイヤホン」の参考にしたいと思います。

「OpenMove」に関しては、ジョギング用途ではもうこれでイイじゃんというレベルの造りで、コスパも良く、骨伝導イヤホンの入門用にはピッタリじゃないかと思います。

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