現在販売されておらず、伝説となったクッカーがあります。ロータス「アルミポット」です。
このサイトで販売されていたかなーと思いますが、現在は取り扱いなし。
自分は5年前の2017年に購入しました。こちらのサイトで紹介されているのを見たのがきっかけだったと記憶しています。以降、ずっと愛用しているし、これからも使い続けたいし、何より
もう売ってないので自慢したい。
思い出
こちらが最初期の画像になります。まだ使用感がなく、非常にキレイ。使い始める前に、たぶん米の研ぎ汁でシーズニングしている画像だと思います。
下の画像は登山に持って行って、テント場で使っているときの画像です。蓋の上に水を入れたカップで重しをしているので、炊飯していることが分かります。
これは過去画像を漁っていて見つけたんですが、belmontの「チタンシェラカップ深型480フォールドハンドル」(前の画像で重しに使っていたカップ)の蓋として、アルミポットの蓋を使っている珍しい画像です。
最近だと立山バックカントリーに持って行ってて、このときは棒ラーメン専用クッカーとして使用しています。
特徴
外観
デザインは、なんの変哲もないアルミクッカー。ただし、蓋の把手やツル(ハンドル)の部分にシリコンなどの樹脂パーツが使われていません。つまり、
焚き火に向いている
と言えます。樹脂パーツが使われたクッカーを炎の行方が分からない焚き火に突っ込んだら、ソッコーで樹脂パーツが溶けちゃいますからね。「アルミポット」の場合、そういう心配がありません。
野営して焚き火に「アルミポット」を突っ込む
これをやっていきたい!!
ツルは反対側に倒すとこのように途中で止まるようになっています。火にかけるときはこちら側にしておくと、ツルを持って「アルミポット」を持ち上げやすくなります。
ツルは簡単に外すことができ、「アルミポット」内に収納して持ち運ぶことができます。が、外側にツルがあってもそんなに嵩張らないので、自分はこの運用はしていません。
スペック
重さは実測で136.7グラム。それなりに軽量です。
目盛りは200mlごとに3つ打たれています。1合の白米を炊飯する場合は、真ん中の目盛りまで水を入れるとちょうど良いです。
また、蓋のフチを見ると、かなり肉厚になっていることが分かります。厚さは0.8mmと、メスティンなんかよりもかなり分厚くなっています。熱で変形しづらく、公式サイトによれば
多少ラフに使っても歪みずらい
LOTUS on the web / MFXtreme / ALUMI POT(アルミポット)
とのこと。
素材
素材にはアルミニウムを使用し、アルマイト加工のみ施されています。それ以上の特殊なコーティングはされていないので、この点も火加減が難しい焚き火での使用を前提にしているように思います。
熱伝導率が高いアルミ製のクッカーは、炊飯にも向いています。個人的には、trangiaの「メスティン TR-210」か「アルミポット」のどちらかで炊飯をしています。
持ち方
樹脂パーツがないので、クッカーが熱い状態で素手で持つと火傷してしまいます。
なので、自分はこういう鍋つかみを使ってます。というか「アルミポット」を使うために鍋つかみを導入しています。
軽量化を考えれば鍋つかみも持ち運びたくないと思うので、そういう場合は濡らした手拭いで掴むなり、より軽量なシリコン製の小さな鍋つかみを使うなり、(おすすめしませんが)熱いのを我慢するなり、やり方はいろいろあると思います。
スタッキング
上でbelmontの「チタンシェラカップ深型480フォールドハンドル」が何度か出てきましたが、「アルミポット」にシンデレラフィットするのがその理由です。「アルミポット」を持ち歩くときは必ず「チタンシェラカップ深型480」も持って行ってます。
このシェラカップには100ml刻みの目盛りと、180ml刻みの目盛りがついていて、ラーメンの水の量を測るにも、炊飯用の水の量を測るにも便利です。シングルウォールなので、直火にもかけられます。
まとめ
導入以降、ラーメンや炊飯で大活躍してきた伝説のクッカー、ロータス「アルミポット」。なんなら家でもこれでよくラーメンを作ってるので、屋内外で使いまくっているクッカーです。
特徴をまとめるとこんな感じ。
- 樹脂パーツがなく、厚さ0.8mmで、アルマイト加工のみ
- → 焚き火に向いてる
- 鍋つかみが必須
- belmontの「チタンシェラカップ深型480」がシンデレラフィット
とくに「焚き火に向いてる」というところがグッと刺さって導入に至ったのですが、実はまだ焚き火で使用できてません。今年はキャンプにも行くようになったので、今度こそ焚き火に「アルミポット」を突っ込んで当初の目標を達成するんだ…。
ちなみに、伝説のクッカー言うてますが、ぼくが勝手に言ってるだけです。悪しからず。
おまけ
ここまでお読みになった皆さまにおかれましては、全員、完全に「アルミポット」の虜になり、何がなんでも欲しくなったことでしょう。しかし、オリジナルはもう販売されてません。
ようこそ絶望の淵へ。
でも、いま、ちょっと気になる言い方しましたよね。
…オリジナル?
「オリジナル」という言葉は、その反対側に「復刻版」があるからこそ存在する言葉です。
なんと、俺たちのEVERNEWから昨年、「Backcountry Almi Pot ECA135」 として復刻版が登場しています!!
ありがとう俺たちのEVERNEW!!
「アルミポット」を愛してやまない我々は、
当然バックアップ用として購入
しましたよね!!
ぼくも去年末に購入しまして!! まだ開封しただけで使ってないんですけども!!
ファンにしか分からない細かい差(とくに蓋の把手)はありますが、デザインはほぼ同じ!!
公式サイトには
エバニューのラインナップに加える為にサイズを調整し「Ti 570FD Cup」が入る様にしてあります。
エバニュー公式オンラインショップ / Backcountry Almi Pot
とありますが、
並べて置いてもサイズの違いはぜんぜん分かりません。Ti 570FD Cupを持っていたら入れてみるんだけど…すみません持ってないんですよね。それにぼく、「チタンシェラカップ深型480」派だし。
ということで、「アルミポット」が入手できず絶望の淵に追いやられた皆さまには、EVERNEWの「Backcountry Almi Pot」があるよ!! という情報をお伝えしまして、本稿の「おまけ」とさせていただきたいと思います。
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