MSRとOPTIMUSの燃料ボトルの比較

アクティビティ
当サイトには広告・アフィリエイトリンクが含まれる場合があります。

手元のMSRとOPTIMUSの燃料ボトルを比較してみます。

サイズ

MSRの燃料ボトル「燃料ボトル 11oz」は、MSRの燃料ボトルの中でいちばん小さい325mlモデル。

OPTIMUSの燃料ボトル「チャイルドセーフフューエルボトル」もいちばん小さいモデルで、こちらは300ml。

持ち運びの観点ではより小さなOPTIMUSの方が有利のような気もしますが、どうせそれなりに重たいので、サイズの違いは大きな問題にならない気がします。

キャップ

両ボトルのキャップは、押し込みながらひねらないと空回りして開かない「チャイルドロック機能付キャップ」(MSR)、「チャイルドセーフキャップ」(OPTIMUS)です。

ほとんど同じ仕組みだと思うのですが、MSRの方は閉める固くなって回転が止まるのに対し、OPTIMUSの方は閉まると蓋が空回りして、どこまでも回せるタイプ。慣れの問題かもしれませんが、空回りするOPTIMUSの方は、本当に閉まっているのか不安になります(が、燃料が漏れたことはありません)。

キャップは、MSRの方が背が高くて細く、OPTIMUSは平たくて太い形状です。

MSRのキャップの穴には指が2本入りますが、OPTIMUSの方は指が1本、しかも指先しか入りません。

キャップのデザインはOPTIMUSの方が好きなのですが、

  • 確実に閉まったことが分かる
  • キャップの穴が広くて指に引っ掛けやすい

という使いやすさの観点から、MSRに軍配が上がると思います。

ネック

ボトルのネックの太さにも違いがあり、MSRの方が背が高くて細く、OPTIMUSは背が低くて太くなっています。

ネックの内側に切られているネジの高さにも差があり、OPTIMUSに比べてMSRの方がネジ部分が高くなっています。

ただし、ネックの内径は同じなので、実は両方ともMSRのマルチフューエルストーブ「ウィスパーライトインターナショナル」のポンプを締めて使うことができます。

MSRの方は当然フツーに使用できますが(左)、ボトルのネックが太いOPTIMUSで使用すると(右)、ポンプの赤色のパーツが横から見ると台形に変形します。柔らかいパーツなので、変形しても問題なく使えますけどね。

ちょっと見た目が野暮ったいような気もします。

「ウィスパーライトインターナショナル」のポンプはL字型に曲がっているのですが、MSRはネックが長いため、このL字の部分が引っかかって、外すときに少しコツがいります。

と言っても、手前の細い燃料ホース(ディップチューブ)が引っかかっているだけなので、これを少し寄せてあげれば外せると思います。

一方、OPTIMUSの方はネックが短いため、何も考えずにポンプを外せます。

ポンプの脱着に関しては言えばOPTIMUSの方が楽なんですけど、基本的には同じメーカーの燃料ボトルを使うのが正解だと思います。MSRでOPTIMUSの燃料ボトルを使用する場合は、自己責任でお願いします。

細かい工夫

ボトルが2つあり、違う燃料を使用していると、どちらに何が入っているか、分からなくなりそう。

ということで、マスキングテープに燃料を書いて、ボトルに貼ってあります。マスキングテープなら剥がしても跡が残らないでしょうし。

もちろん、「赤い方が灯油」とか、「OPTIMUSがガソリン」とか、覚えられないワケではないんですよ。

それに、マルチフューエルストーブである「ウィスパーライトインターナショナル」は、燃焼効率は悪くなるかもしれませんが(そして、おそらくはメーカー非推奨ですが)、灯油のジェットでガソリンを使用することもできるし、ガソリンのジェットで灯油を使用することもできます。先日も何気なく、ジェットを交換するということを1mmも考えずに、「たまにはガソリン使おう」くらいのノリで灯油ジェットでガソリン燃料をフツーに使いましたからね。だいぶ経ってから「そういえばジェット交換するんだった」って思い出しましたからね。

なので「ウィスパーライトインターナショナル」を使用している範囲では、そこまでどちらに何の燃料が入っていたかっていうのは問題ではないし、最悪、灯油にガソリンを混ぜてしまっても、どちらのジェットでも燃焼はすると思います。

ただ、ホワイトガソリンしか使えないストーブこと「SVEA 123R」「8R」が手元にあるので、やはりきちんと燃料の区別はしておきたい。

臭いを嗅げば分かると思うけど、それでも、危険な液体燃料を扱う上で、できるだけ思い込みや曖昧な決定は避けるべき。変な自信は持たずに、できるだけ安全側に倒す運用を心がけています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました