山登りの際、手ぬぐいを愛用しています。
本当は登山だけじゃなく、夏の間中、屋外にいるときはほぼ首に巻いてます。
手ぬぐいのススメ
例えばfinetrackの「ナノタオル」のような速乾性・機能性のある手ぬぐいの方が、登山に適しているとは思います。
が、心に余裕があるとき、余裕を持たせたいときは、綿100%の手ぬぐいをメインに使用し、機能性のある化繊のタオルは予備的に持っていってます。
予備的というのは、例えば以下のような場合を想定しています。
- メインが使えなくなったとき用
- ケガなどの処置のために汚れてない布類が必要になったとき用
手ぬぐいをメインの登山タオルにしている人も実は意外と多くて、その理由はいろいろと応用が効くからだと思われます。
イケてるサイズ感
古代から日本人の生活に密着し、自然選択的に収斂してきたであろうサイズ感。
これにより、手を拭うのはもちろんのこと、頬かむりにしたり、首や頭に巻いたりするのに、ちょうど良いサイズ感になっています。
切りっぱなし
手ぬぐいの短辺側は通常、切りっぱなしになっています。
切りっぱなしにすこし切り込みを入れれば、そこから引き裂くことができます。
縦に引き裂くことにより、紐のようにもできるので、例えば骨折時の添え木を固定するのに使ったり、靴のヒモが切れた場合の代用にしたりできます。
また、切りっぱなしになっていることにより、端から水が抜け、乾きやすくなるというメリットもあるようです。
綿100%
サイズ感や速乾性は、化繊タオルにも持たせることができる機能なのですが、綿100%ゆえのメリットが熱に強いということ。
以前、アルコールストーブの炎がクッカーのハンドルにかかっていて、これを持とうと化繊の収納袋で掴んだことがあるのですが、当たり前に熱で溶けて、穴があいてしまいました。
綿100%の手ぬぐいであれば、さすがに溶けて穴があくことはないので、以降はできるだけ手元に手ぬぐいを置いて、ストーブを扱うようにしてます。
柄がステキ
単に、手ぬぐいがステキ、好きだ、というのもあります。
「コンテックス タオルてぬぐい」を試してみた
というアレで、手ぬぐい大好きおじさんなんですけど、汗ビショおじさんでもあるので、登山で手ぬぐいを使用すると、マジでソッコーで手ぬぐいがビッチョビチョ。
標高を100m上げるごとに手ぬぐいを絞るという作業がダルくて、吸水性の高い手ぬぐいを探していたところ、コンテックス「タオルてぬぐい」というのを見つけました。コンテックスはタオルで有名な今治のメーカーのようです。
この「タオルてぬぐい」、表地はツルンとした織り方になっているのですが、裏地はタオルっぽいパイル生地になっています。
これにより、タオルほどには厚くなく、しかしタオルのように吸水性が高い、というところを狙っているのだと想像します。
で、実際に登山で使ってみたところ、最初こそ汗の吸い取りが良くて感動してたのですが、けっきょく汗ビショ野郎の発汗量に追いつかず、すぐにビッチョビチョに。雑巾絞りする頻度こそ減るものの、高度を200m上げるごとに、吸水した汗をビチビチと絞ってました。
保水力が高い分、重くなり、ビチビチの「タオルてぬぐい」を首に巻いている間は、通常の手ぬぐいよりも不快度が高かった印象です。
また、通常の手ぬぐいと比べると、厚く、切りっぱなしでもないことから、乾きづらいところも登山用途としてはデメリットに感じます。畳んでも嵩張るため、予備として持っていくとしても通常の手ぬぐいに分がありそうです。
汗ビショ野郎の登山のお供にはちょっと荷が重かった「タオルてぬぐい」。
ただ、登山後の風呂に持っていくにはちょうど良いサイズとタオル感だし、ハンカチの代わりとしてカバンに入れて持ち歩いてもいて、フツーに使ってます。柄もかわいいしね。
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