ボルダリングやクライミングをヒジョーに端的に言い表すと、ホールド(外岩の場合は、岩そのもの)を手と足を使って登っていく競技ということになります。なので、シューズを履いている足はともかく、手の方はホールドとの間に何もないため、手指にダメージが蓄えられやすく、ボロボロになりがち。
自分はわりと指皮にマメができるというか、角質ができやすい体質らしく、こんな感じ(↓)で指の腹の皮が剥がれてきたり、
こんな感じ(↓)で指全体はすこし腫れてるけど一見ダメージがなさそうに見えて、実は関節のシワの中に穴ができていて、アカギレのような状態になったり、
わりと指皮のケアには苦労してきました。
本稿では、自分が実施している(実施してきた)対策を記しておきます。
対策1 │ ハンドクリーム
クライミングで使うチョーク(主に炭酸マグネシウム)、あれは滑り止めではなくて、手汗を吸い取ることにより手を滑らなくするものなので、チョークを使うほど手が乾燥するんですよね。
この乾燥対策として、いわゆるハンドクリームを使ってます。
以前はいい香りがする女子高生が使ってそうなハンドクリームを使ってましたが、最近はユースキン(右側)を会社のデスクに置いてあります。左側のボトルのは家においてあるやつ。今の今までユースキンだと思ってたけど…違ってた…。
指皮が乾燥してるなーって気づいたときに、すぐにハンドクリームが手の届く場所にあるようにしてあります。
ところで、ハンドクリームって、使ったあとしばらくはベトベトするじゃないですか。アレ、なんとかならんものなの? すぐにサラッとなるハンドクリームないの? って思ったけど、すぐにサラッとなるハンドクリームって効果が少ないのかもしれません。
対策2 │ グリセリンカリ液
以前、クライマーの小川とも子氏の記事で、グリセリンカリ液を使って、指皮のケアをする方法が紹介されていました。過去形なのは、そのページがすでに無いからですが、もうちょっとカンタンに記述されているブログが残っているので、そちらから引用します。
グリセリンカリ液ははひびやあかぎれによく使われます。これを数滴塗って、硬化した皮膚をオフさせて、一旦水で流して、それから尿素入りクリームの油分で保湿。
ボルダリング指のケア | 尾川とも子オフィシャルブログ「Heartful Bouldering」Powered by Ameba
また、もとの記事の引用を残しておいてくれたページもありましたので、こちらからも引用します。
私の使い方
クライミング トレーニングケア 指皮
・グリセリンカリ液をポンプ式の容器に移して使いやすくする。
・ワンプッシュ指にまんべんなくつけ、少しぺとぺとするくらいまですり込む。
・洗い流す。
・マイクロファイバーのハンカチで、手を拭きながらかさつきをチェック。
・指の皮膚が削られた吹きさらしの状態なので、ハンドクリームで保湿補油をしっかりする
(ユースキンなどのビタミン入りや、尿素入りものなどがおすすめ)
要は、毎晩寝る前などに
- グリセリンカリ液を皮膚に擦り込む
- 洗い流す
- ハンドクリームで保湿する
という方法です。
この方法を半年ほど続けてみました。
グリセリンカリ液を擦り込んで洗い流すと、指皮がサリサリした感じになって、うすーく一皮むけたような状態になる気がします。その状態でハンドクリームを使うと、保湿成分が指皮に浸透しやすくなったような気もします。
ただ、ちょっと面倒くさくなってしまったのと、しばらく登ってなかったこともあり、最近はあまり使ってません。指皮が固くなりすぎたときに、また使ってみようって考えています。
対策3 │ プロテイン(?)
実は最近、以前ほどには指皮が酷い状態にならなくなってきてるような気がしていて、もちろんハンドクリーム等のケアによる効果もあるとは思います。
が、もうひとつ、これは完全に推測なんですけど、もしかしてプロテインのおかげなのかも?と思い始めています。プロテインはもちろん、筋肉の合成を助けるために摂取しているんですが、タンパク質って筋肉だけじゃなく、肌や内臓、髪も作るワケですよ。
当然、指皮もタンパク質で作られるわけで、プロテインの摂取により、タンパク質が十分な状態をキープすることにより、指皮のダメージからの回復も助けているのではなかろうか、という推測です。
でも、まぁ、これは本当に分かんない。きちんと必要量のプロテインを毎日摂ってるわけでもないし。単に以前ほどハードに登ってない、というだけかもしれません…。
おまけ │ キップパイロール-Hi
これは指皮のケアではなく、ケガをしてしまった後の事後対応なので「おまけ」なのですが。
ボルダリングをしていると、ちょっとしたすり傷は頻繁に起きるので、絆創膏やキズぐすりを持っていっています。
さいきんのお気に入りはこのキップパイロール-Hi。レトロな缶もカワイイし、切傷、すり傷、ひび、あかぎれという、クライミングにドンピシャの効能のほかに、軽度のやけど、日やけにも効くという守備範囲の広さ。
軽度のやけど、日やけは、キャンプやBBQ、登山などのアウトドア・アクティビティにもピッタリなので、EDC(Everyday Carry)キットに組み入れてもイイかもなーと思っています。
(ご参考)【知らないなんてもったいない】フィールドで超使える軟膏「キップパイロール-Hi」ってなんだ? | Akimama – アウトドアカルチャーのニュースサイト
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