SVEA 123Rを購入してから、ほぼ毎日のように行なっていることがあります。
お湯を沸かして、お茶を淹れる。
ただそれだけなのですが。
椅子なしチェアリング
去年、チェアリングっぽいことをしてみて、その感想が
意外と良い
椅子なしチェアリングしてきたんだが物乞いに見えないかコレ… | 盛れてません。
というもので、以来、何度か椅子なしチェアリングをしてみたんですよ。なぜか暗くなってからの画像しかありませんが、ちょっと仕事の方がアタマおかしい感じで、明るい時間に活動することができなかったからです。
なお、チェアリングとは、一般的には「野外に椅子などを持ち出し、その椅子に座ってお茶をしたり、場合によってはアルコールを摂取したりして、くつろぐ行為」という解釈になると思います。
ワタクシの場合、宗教上の理由(=面倒くさい)で椅子を省略したチェアリングを実践しており、これを個人的には「地べたスタイル」とか「ストロングスタイル」とか呼んでるわけですが、どんなスタイルで呼ぼうと
チェアリングなのにチェアがない
という事実から目を背けることはできないというご指摘はまったくその通りです。
で、昨今、急にもてはやされているチェアリングなんですが、その前からラーツー(バイクでツーリングしてラーメンを食べる行為)というアクティビティも存在したし、日本には野点(のだて/屋外で茶道を嗜む行為)という文化もあるので、要は古代から
屋外で茶ァしばくのは意外と良い
ということが知られており、現代においてはそれがチェアリングという名で呼ばれている、ということです。
覚醒
さて。
冬になって、外に出るのも億劫になり、ついには
屋内でチェアリングしたら良くね?
という大胆なアイデアというか仮説を思い付きます。
賢明なる読者様におかれましては、ワタクシがチェアリングにおいて、チェアを省いているということをお覚えになっているかと思います。
チェアリングからチェアを除いてそれを「地べたスタイル」だの「ストロングスタイル」だの言い切ってしまう人間にしか許されない奇天烈な発想。
チェアリングから、チェアとアウトドアを引き算する。
お分かりいただけるだろうか。
部屋でお茶飲んでるだけです。
あたおか。
インドア地べたスタイルチェアリング
さすがに部屋の中でお茶を飲む行為をアウトドアアクティビティと呼ぶのはちょっとというかだいぶアタマがおかしいし、その葉っぱは本当に茶葉なのか?という疑念を抱かれても文句は言えないのですが、ここに
アウトドアストーブでお湯を沸かす
という要素を加えると、突如として実践的なアウトドアアクティビティとして理解できると思う。
まずは屋内という安全な環境で、使い慣れないアウトドアの道具…この場合は火器類…に触れ、慣れることができます。
風もなく、眩しかったり暗過ぎたりすることもない、空調の効いた過ごしやすい環境で、ギアの各所にひとつずつ触れ、意味と構造を理解し、慣れる。このギアとのふれあいが、アウトドアギアを使いこなす近道だと思います。
次に、屋内という安全な環境で、実際にアウトドアの道具を使うことができます。
通常、アウトドア用の火器類は屋外での使用を前提としているし、屋内での使用は完全に自己責任だし、ワタクシもこれを推奨するものではないということは明確にお伝えしておきます。
で、完全に自己責任でアルコールストーブやガソリンストーブに何度も火を入れた結果、どこまでが安全で、どんな使い方が危険か、分かるようになってきた気がします。アルコールストーブで言えば、屋内でほぼどんな使い方でもできそう。ガソリンストーブはわりとギリギリで、たとえば(持ってないけど)分離式、加圧式のバーナーは屋内では使用が難しそうだけど、SVEA 123Rのようなタイプなら使えそう。プレヒートにアルコールを使えば、灯油やガソリンよりは安全。こういう肌感覚がついてきた感じ。
そして、お茶。
アウトドアストーブに火を灯し、その火をずっと眺めているわけにもいかない。そこで、まずはお湯を沸かすわけです。沸かしたお湯をどうするか。お茶を淹れる。
個人的にはこのインドアにおける地べたスタイルチェアリングによって、紅茶が好きになりました。最初はコーヒーだったんですよ。飲み慣れてるし、仕事中もガロンで飲んでるし。でも、あるときアルコールストーブで沸かしたお湯で、フルーツのフレーバーの紅茶を淹れたらこれがまぁ、なんというか普通の味だったんですけど、それ以来、紅茶にハマってるので、この業スーで買ったフルーツのフレーバーの紅茶に常習性の何かが入っている可能性が微レ存。
どうだろうか。
これらをアウトドアアクティビティと呼ばずしてなんと呼ぼうか。
「部屋でお茶を飲む」ですか。
そうですね、もうそれでいいです。
コメント