2年ほど前、コロナ禍でリモートワーク対応せざるを得なくなり、家で仕事をするためにノートPCがめちゃくちゃ売れたことがあったと思います。自分もご多分に漏れずノートPCがなく、対処療法的にその時に買えるクソノートPCを会社から買い与えられました。が、このノートPC、使用し始めてから1週間くらいで異音が発生しはじめたんでした。お約束体質発動。
異音の原因はおそらく…ほぼ間違いなく、ファンがハウリングしている音。
同時期に購入した同モデルのノートPCは、いくつかこの異音問題が発生しているので、たぶんハズレのロットを引いたんだと思います。急な需要に応えるために、DELLが無理な生産をしたのか、部品メーカーが出荷品質のレベルを下げたのか、原因は分かりませんけど、いい加減な仕事すんなや。
で、我慢して2年間使い続けてきたんですよ。結果的には、ほとんどリモートワークすることもなくコロナ禍を過ごしたし、使うのは会議中くらいのものだったし。
けど、静かな会議室で異音を立てるノートPCに周囲から白い目が注がれるようになり、異音も徐々に大きくなってきて、仕事にならなくなってきたので、ファンを交換することにしました。
ノートPCの型番を調べる
ノートPCのメーカーはDELLなのですが、「Vostro」というところまでは外装から分かるものの、型番が不明。
💡お使いのデルコンピュータの製品モデルを検索する方法 | Dell 日本
によると、SupportAssistというアプリを起動すると分かるそうなので、さっそく起動。
[ホーム]画面にアプリの紹介の形で型名が表示されますが、一度ほかのページに移ってから再度[ホーム]画面を表示させると、紹介の文言が出てこないので、型名が分からなくなります。
いちおう、[サポートを受ける]画面にも型名が出てきますが、いま見たら出てこなかったので、[サービス タグ]あたりを見ると、型名が出てるかもしれません。
UIが変わったのか、状況によって表示内容が変わるタイプのUIなのか分かりませんが、めちゃくちゃ使いづらいですね。SupportAssistというアプリ名ですが、サポートする気もアシストする気も無さそうです。滅んでほしい。
ファンを購入する
型名が分かったので、Amazonで”Vostro 5391 ファン”とかで検索。
下記が該当するようだったので、
自腹で購入。
PCの部品を交換するとたぶん保証外になるし、会社で修理依頼するとまぁとにかく永遠に処理が終わらないので、仕方ないんですよねクソが。
ファンを交換する
こういう梱包でファンが届きました。説明書とかは入ってなかった気がします。
裏蓋のネジ、合計7つを外します。普通の細いプラスドライバーで外れます。下の3つのネジは外れなくて、緩まるだけでした。
裏蓋を外します。この作業がいちばん面倒でした。裏蓋と本体の隙間にマイナスドライバーをそっと入れて、少しずつ隙間を広げていくと、こじ開けることができました。
ファンにはしっかり埃がたまってましたが、上にも書いたように、使い始めてすぐに異音が鳴り始めたので、たぶん埃自体は異音の原因ではないと思います。異音が大きくなった原因ではあるかもしれません。
ネジを2箇所外し、マザーボードのソケットに刺さってるケーブルを抜くと、ファンが外れます。
あとは、逆の手順で新しいファンをネジ止めし、ケーブルを指して、裏蓋をはめてネジ止めすれば、交換は終了です。
ファン交換後の経過
ファンを交換して2週間以上、いまのところ問題はありません。ファンが回る音は聞こえますが、異音はしておらず、本体が過度に熱くなることもありません。
2年間、それほど使い込んでいないにも関わらず、けっこうな量の埃がファンにたまっていたことにはちょっと衝撃を受けています。静穏性だけでなく、可動部分がなくて壊れにくいという点でも、PCメーカーにはもっとファンレスを頑張っていただきたい。
けど、難しいのかな。熱問題はCPUメーカーの問題で、CPUを作れないPCメーカーにはどうにもならない問題なのか。そう考えると、CPUもPCも垂直統合で作れるAppleは強いよなぁ、と思うなどしました。
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