サイコーな樹脂製(TPE…熱可塑性エラストマー)カップこと、WildoのFOLD-A-CUP(フォールダーカップ)。
茶渋(ステイン)がつきやすいという欠点があるのですが、結論から言うと、酸素系漂白剤でキレイに落とすことができます。
こちらが今回のターゲット。
ガッチリと染みついた茶渋は食器用洗剤でも落ちません。こういう時にはツンとした匂いが気になる塩素系漂白剤ではなく、食器や衣類に向いた酸素系漂白剤を使うのが吉。
使って良かった漂白剤
個人的に、使って良かったのはシャボン玉石けんの酸素系漂白剤でした。
余計な成分が入っておらず、変な香りもつかなくて、食器系には良いと思います。サーモスの内側についたコーヒーの黒ずみもきれいに落ちます。
衣料用はオススメしない
酸素系漂白剤なら基本的にはどれでも茶渋を落とせると思います。が、衣料用の漂白剤は特有の匂い(香り)がつくものもあり、オススメしません。
いちおう、フォールダーカップでこういう衣料用の酸素系漂白剤
を試したことがあるのですが、たしかに汚れは落ちます。けど、衣料用特有の香りが付いてしまい、漂白後の何回かはその香りが気になりました。口元に持っていくものだし、ちょっと厳しい。香りはそのうち取れますけどね。
用法は守りましょう。
効果的な漂白の仕方
使い方としては、酸素系漂白剤をカップの中に適量入れたあと、ぬるま湯を入れます。水でも良いと思いますが、30度〜50度くらいのぬるま湯の方が効果が高いと説明書きされてるので、できればぬるま湯で。
軽くかき混ぜて、20分くらい放置します。
ぬるま湯の中で漂白剤が反応し、泡が出てきます。この反応時に色素を分解し、汚れがぬるま湯の方に移っていきます。このときの水溶液は弱アルカリ性です。
汚れた水(茶色くなっていると思います)を捨て、食器用の中性洗剤で漂白剤を洗い流します。
どうでしょうか。茶渋が完璧に落ちました。
茶渋だけでなく、紅茶やコーヒーの匂いも、酸素系漂白剤でキレイに無くなります。
注意点
樹脂製の製品に使用できる酸素系漂白剤はとても便利なのですが、実はステンレス以外の金属には使用できません。
とくにアウトドア用品にもよく使用されているアルミニウムは、アルカリ性に弱く、酸素系漂白剤と反応し、変色したり白い粉をふいたりするようです。
アウトドア用品に酸素系漂白剤を使用するときは、この点にご注意ください。
シャボン玉石けんの酸素系漂白剤のページに記載されている「使用できないもの」を引用しておきます。
【使用できないもの】
酸素系漂白剤 750g | シャボン玉石けん
デリケートな繊維のシルクやウールとこれらの混紡品、水洗いの出来ない衣類、含金属染料で染めた衣類、ステンレス以外の金属製の容器、ステンレス水筒の外装、アルミ製のもの、ボタン、バックル、漆器など
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