先日、虫除けをサボってブヨに刺されたのは完全に自己責任なのですが、実はその前の週の山行でも、パーフェクトポーションを塗布したにもかかわらず、反対側の足のふくらはぎをブヨにやられてるんでした。
まぁ、素足をさらけ出して登山しているこちら側に完全に非があるのは分かる。でも短パン愛好家なので仕方ないんですよ!!
パーフェクトポーションは、天然素材で安全な感じはするんだけど、効果が低いようなら、科学の力に頼るかしかない、ということでディート入りの虫除けを試してみることにしました。
ディートとは
ディート(DEET)とは、世界的にもっとも使用されている虫除け成分で、
ディートは忌避剤として最も効果的で、効力も長持ちすることが示されている。
ディート – Wikipedia
効果が高い反面、
人によっては、アレルギーや肌荒れを起こすことがあり、デューク大学の動物実験で連続的大量摂取により、神経毒性が見られたとの報告もあるが、実験の試験方法や再現性などの不備が指摘されている[3]。
ディート – Wikipedia
副作用も確認されているようです。
ちなみに、ディートは虫を除けるのではなく、虫は近寄ってくるんだけど、肌に到達しても「血を吸うところが分からなくなる」という効果があるらしい。
ただ、Wikipediaには「臭いを嫌う」ともあるので、近寄ってもこないのか? とも思ったり。
昆虫がディートの臭いを嫌うが、どうして嫌うのか忌避作用の詳細は分かっていない。
ディート – Wikipedia
一方で、天然素材のハッカ油とかは、虫が嫌がる匂いなので、虫が近寄りづらくなる効果があるとのこと。
アース製薬 │ サラテクト ミスト コールマン60mL
今回買ってみたのはアース製薬の「サラテクト ミスト コールマン 60mL」。アウトドアメーカーのコールマンとのコラボ製品で、持ち運びやすそうなサイズ感と、ディート成分10%で選びました。
日本においては、2016年からディート成分30%まで認可されるようになったらしく、現在製品化されている虫除けは30%が最高濃度のようです。ディート成分30%含有の製品には、例えばこういうのがありますね。
効果だけ見れば高濃度のものを選んだ方が良いと思うのですが、副作用を心配して10%のものを選びました。ディートはアウトドア製品のコーティングにも悪影響を及ぼすという話もあるし、サラテクトの注意書きにも
変色のおそれがあるので、アクセサリーや腕時計等のプラスチック製品、ストッキング等のポリウレタン配合衣類にはかけないこと。
サラテクト ミスト コールマン 60mL | 虫ケア用品(殺虫剤・防虫剤) | アース製薬 製品情報
とあり、扱いにも注意が必要そう。低濃度であれば、仮に衣類などにかけてしまうなど、扱いをミスっても影響が少ないのでは、とも思ってます。
なお、濃度は効果の強さに影響するのではなく、持続時間に影響するようです。ディート30%で6時間、ディート10%で3時間の作用時間とのこと。
対象の虫
「サラテクト ミスト コールマン 60mL」には以下の虫の忌避効果があるそうです。
- 蚊
- ブユ(ブヨ)
- アブ
- ノミ
- イエダニ
- マダニ
- サシバエ
- トコジラミ(ナンキンムシ)
- ヤマビル
おそらく、ディート成分が入っているほかの虫除け剤も同じだと思います。
っていうか、ブヨよりもブユの方が一般的な呼称なんですかね。そっちに驚きました。あと、マダニやヤマビルのような、登山でよく遭遇しそうな虫にも効果があるのは嬉しい。
体感した効果
今年の山行で言えば、最初の3回はディート入りの虫除けを使わず、2回ブヨに刺されました。1勝2敗ということですね。
その後、(まだ記事を書いてないけど)4回目から6回目まで3回、ディート入りの虫除けを使用し、登山トレーニングをしたのですが、一度も虫に刺されてません。3勝0敗。
3分の2の確率で刺されていたのが、まったく刺されなくなったという結果なので、これはもう効果てきめんと言って良いのではないかと思います。
ちなみに、使用方法は、
- 登り始める前に露出している素肌にディート入りの虫除けをスプレーする(虫除けは置いていってしまう)
- 登山中はパーフェクトポーションを適宜スプレーする(虫除けよりリラックス効果を狙っている)
という感じ。上で紹介した動画では、ディートとハッカ油を混ぜて使っているようなので、2種類の虫除けスプレーを使用しても問題なかろう、という判断です。
でも、この使い方だと、本当にディート入りの虫除け剤の効果かどうか分からないよな…。今度からパーフェクトポーションを使わずにテストしてみます…。
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