STATIC「ADRIFT BALACLAVA」 │ Octa採用のバラクラバ

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PatagoniaのR1フリースの代替として、STATICの動的保温着「ADRIFT HALF ZIP HOODY」導入しました

で、「ADRIFT HALF ZIP HOODY」購入時に、帝人のOcta素材がいかにも良さそうだったので、同時に「ADRIFT BALACLAVA」もポチってたんでした。

出典:STATIC / ADRIFT BALACLAVA | STATICBLOOM ONLINE STORE

2023-2024シーズンのスノーシーンで何度か使ってみたので、簡単なインプレッションを記録しておこうと思います。ちなみに「バラクラバ」とは、いわゆる「目出し帽」のことです。

「ADRIFT BALACLAVA」の特徴

スタンダードなデザイン

バラクラバとしてはスタンダードなデザインだと思います。

口鼻部分に呼吸用の穴が設けてあるものもありますが、「ADRIFT BALACLAVA」はそのそのような細工はありません。少し、「目出し」の部分が狭めのような気もします。

「目出し」の下側の縁の中心部分(口鼻を覆って着用した場合に鼻の上に来る部分)は樹脂か金属の棒状のモノが入っています。

これにより、鼻の形に沿わせて形をキープすることができますが、キープ力はそれほど高くなく、すぐ変形する程度には柔らかめです。

Octa CPCP素材

「ADRIFT HALF ZIP HOODY」と同様に、外側は起毛のないツルッとした素材で、メッシュ状になっています。

内側は細かい毛が起毛しています。そして、この透け感。

通気性はかなり良いです。

インプレッション

着用感

ちょっと気に食わないのが、口を覆うように着用した場合に、口元がダボついてしまうところです。

頭や顔のサイズの影響もあろうかとは思いますが、もう少しうまく設計してもらいたかった。それとも、こんなふうになるのは自分だけなのでしょうか?

口の下まで下げると、わりとまともな見た目になります。

ちなみに、ゴーグルとビーニーを外すとこんな感じ。着用感自体は悪くないです。

Octaの「起毛」が顔に当たってチクチクするかなと思っていたのですが、感触としては、チクチクではなくサリサリ。個人的にはすぐに慣れてしまえる感触でした。

使用感

普段、バラクラバを使用する際は、自分の呼気で口元が濡れるのがイヤで、滑るとき以外はほとんど口を覆うことはないのですが、今回、実験も兼ねて積極的に口を覆う状態で使用してみました。

結論としては、呼気で口元が濡れるのはこれまでのバラクラバと同じ。しかし、Octaの速乾性のおかげで、「濡れて気持ち悪い」ってなるほどには保水せず、ある程度以上の湿り気にはならないと感じました。バラクラバの内側の、Octaの毛の先に、小さな水滴が付いているのかな?という唇の感覚があるのですが、すぐに湿気が抜けて気にならなくなります。

あと、口元に余裕のあるデザインのおかげで、バラクラバの生地が顔にあまり接触しないため、濡れを感じにくいということもあるかもしれません。デザインとしてはイマイチですけど。

また、通気性が非常に良いため、冷たい風が強く吹くようなときは、頬が寒く感じることがありました。が、この通気性のおかげで、口元の湿り気も抜けるし、停滞時はおそらくはその起毛によるデッドエアによってそこそこ暖かいので、行動と停滞を繰り返すようなアクティビティにはちょうど良いのではないかと思います。まぁ、これこそが「ADRIFT」シリーズがOctaを採用している理由だと思いますが。

まとめ:弱点をある程度解消したバラクラバ

もし、バラクラバに求める要求事項が「保温性」や「防風性」なのであれば、「ADRIFT BALACLAVA」はオススメしません。

しかし、ウィンタースポーツ向けのバラクラバを探しているのであれば、デザインにイマイチな点は感じるものの(しつこい)、バラクラバ最大の弱点である「呼気による口元の濡れ」をある程度解消し、速乾性、通気性がありながら、ほどよく保温もしてくれる「ADRIFT BALACLAVA」を候補のひとつに入れても良いと思います。

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