ウィスパーライトインターナショナルの風防

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ウキウキしながら、主に屋内で使用しているMSRのガソリンストーブ「ウィスパーライトインターナショナル」なのですが、

標準のオリジナル風防がちょっとかさばるという問題があります。

ウィスパーライトインターナショナル付属の風防

かさばると言っても、底に敷くの円形のアルミ板を除けば、このくらいのサイズ感で、

使用時はこんな感じ。折り癖を直してもっと重なるように設置すれば、もう少しコンパクトにもなりますが。

これだけの大きさがあると、荷物を減らしたい登山ではちょっと不向きにも思います。一方で、キャンプなどで、大小いくつかのクッカーを使うような場合には、ありがたい大きさになりそう。

重さは、風防と底に敷くアルミ板合わせて、実測で73.9グラム、風防だけで実測57.2グラム。

目くじらを立てるほどの重さではないことも付記しておきます。

エバニューの風防はどうか

持っているほかの風防が使えないか試してみます。と言っても、風防単体だとEVERNEW「Tiフーボー」しか持ってないのですが。

結論から言うと、全周を囲むような使い方はできませんでした。長さが足りない。

基本的には一方向からしか風が吹かないという状況を想定すれば、これでもギリギリ使えるかもしれませんが、効果は限定的な気がします。

全周を囲もうとすると、1段で使用するしかありません。魔法陣としては使えるかも知れませんが、風防の役割は果たさないと思います。

Amazonのペラペラなチタン風防

というアレでAmazonのオススメによく出てきていた、おそらくは中華製のこちらの製品を買ってみました。

この手の製品だとTOAKSの風防の方が元祖というかオリジナルという気はします。U.L.界隈でもよく使用されているのを見かけますし。

値段もそんなに変わらないし、TOAKSの風防でも良かったのですが、天邪鬼な性格が出てしまったのと、磁石で固定するギミックが良いかも?と思い、中華製にしました。

重さ

オレンジ色の収納袋込みで、実測で15.8グラム、収納袋なしだと、実測で13.9グラム。十分に軽いと思います。

オリジナルの風防が73.9グラムなので、収納袋込みで58.1グラム軽量化されることになります。

サイズ感

収納時のサイズ感はこんな感じ。オリジナル風防と高さは同じくらいでしょうか。

極薄のチタン板なので、パッキング時には潰れないように気を使う必要がありそうです。

磁石で固定

購入動機にもなった「磁石で固定できるギミック」ですが、この部品が磁石になっていて、

反対側の端と留めることにより、容易に固定、自立することができます。

TOAKSの風防だと、ヘアピンとかで留めるのかな。それはそれでロマンがあって良いとは思いますが、磁石で留めるのも便利かなと思ってます。

使用感

気になるウィスパーライトインターナショナルとの組み合わせ。かなりギリギリ寄りのジャストフィット。風防の内側にゴトクの外側が接していて、ルーローの三角形のようになっています。ロータリー。

トランギアのケトルを乗せたところ。ケトルを十分に囲うだけの高さがあるので、風防の効果も高そうです。

風防の下端には切り欠きがあり、燃料ホースを通せます(当たり前ですが、オリジナルの風防にも同じギミックがあります)。

風防の接合部分は斜めにカットされています。

ここから把手を出すことにより、例えばフライパンのような把手が長いクッカーであっても使用することができます。

この辺りは大概の風防に装備されている仕組みなので、目新しくもないのですが、フツーにフツーのことができるのは素晴らしい。

ということで、屋内でテスト的に使用してみました。

特に酸欠になることもなく、問題なく使えました。

チタンブルーの変色も期待したのですが、ちょろっと変色しただけでした。まぁ、屋内での使用で風もないですしね。

なぜ風防が必要なのか?

ところで、ここまである疑問を引きずりながらこの記事を読んでくださった方もいるかも知れない。つまり、

火力が強いはずのガソリンストーブで、なぜ風防が必要なのか?

という疑問です。

おそらく、よほどエクストリームな環境でないと、燃焼時に風防は必要ないと思います。そして、そのようなエクストリームな環境においては、ペラペラの風防ではなく、オリジナル風防くらいどっしりした風防が必要かもしれません。

しかし、ガソリンストーブたるもの、燃焼の前にはプレヒートが必要なのです。プレヒートは「燃料を噴出する勢い」がなく、単に液体燃料がメラメラと燃え上がっている状態であり、このプレヒートを効率よく行う際、

風は大敵

なんですよね。

とくにウィスパーライトインターナショナルは予熱で暖めなければいけないジェネレーターチューブがむき出しの構造であり、適切に炎を当てる必要があります。このため、できるだけプレヒートの炎には踊ってほしくないわけで、そのために風防が必要…あった方が良い、と思っています。

まとめ:必要十分なペラペラ系U.L.風防

ウィスパーライトインターナショナルにはピッタリのサイズで、風防としてのひと通りの機能も備わっていて、必要十分なU.L.風防だと思います。

本来、風防は風のあるときに使用するので、実はオリジナルの風防くらい重い方が良いのかもしれません。また、風防の径を超えるクッカーは使用できないので、そういう意味でもオリジナルクッカーの出番がなくなるとも思えません。

が、登山などで、できるだけ荷物もを軽くしたいというときには、このペラペラ系チタン風防も十分にあり得る選択肢じゃないかなと思ってます。

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