キャンプ向けのテントで人気のカテゴリーに「パップテント」というものがあります。
軍隊で使われていたことから軍幕とも呼ばれ、武骨系とか地べたスタイルなどのキーワードとともに用いられることが多く、綿(というかポリコットン)素材(T/C素材…ポリエステルよりは燃えにくい)であることから焚き火とともに使いやすいテントという理解。
時はさかのぼり、先月のリア充焚き火キャンプ。自分はアライテントのエアライズっていう山岳テントを使用したのですが、そしてこの山岳テントとは苦楽を共にしてきており完全に信頼しているのですが、ディーケーさんのティピーテントやエムナミさんのカマボコ型テントを見て、
キャンプ用のテント、ひとつ欲しいなぁ
と思いついたのが運の尽き。
一度思いつくと、その思考は低スペックな脳の一部…ほぼ全部を常に占拠。
ドーム型テント(山岳テント)でもなく、ティピーテントやカマボコ型テントと被らないテント…。焚き火に向いてて、趣味性の高いテント…。できれば失敗して悲しくならない程度に安価なテント…。
これ、パップテントじゃね?🤔
なお、ワタクシの普段の格好をご存知ならピンと来る方もいらっしゃるかも知れないのですが、ミリタリー系はわりと得意方面というか好きだったりします。
世界はそれを渡りに船と呼ぶんだぜ。
なぜBUNDOKソロベースなのか
パップテントとか軍幕って言うとやっぱりホンモノが欲しくなるのですが、我はキャンプ初心者。ホンモノのパップテントじゃなくてイイ。レプリカですらなくてイイ。
本物を研究しつくして、改良されまくった、しかし本物へのリスペクトを忘れない、そんなパップテント的なテントがあるならそれがイイ。
「ソロベース」vs「ソロベースEX」
このカテゴリのテントとしてはBUNDOK(バンドック)の「ソロベース」が人気ということは知っていたのですが、
調べていくうちに「ソロベース」に
- 外側のフライシート下にスカートをつけて隙間をなくし保温性を高める
- サイドウォールで風雨への耐候性を高める
- 通気口付きで薪ストーブの利用をしやすくする
などの改良を施した「ソロベースEX」が出ていることが分かります。
「ソロベース」と「ソロベースEX」を比較した場合、「ソロベースEX」の方が買いだという動画も見つけまして(↓)
ひとしきり悩むことになるのですが。
ただ、この辺でもちょっと触れたように、「標準」とそこからの「傍流」を比べると、まずは「標準を知りたい」という謎の性癖があり、いったんは「ソロベース」に心が決まります。
「ソロベース」vs「FOX-BASE EVO」
さらに調べていると、今度はFUTURE FOXから「FOX-BASE」を改良した「FOX-BASE EVO」が発売予定ということを知ります。ちなみに発売予定日は7月29日。今週末ですね。
(2022.11.26)FUTURE FOX「FOX-BASE EVO」、導入済みです。
「FOX-BASE」は後発のパップテントということもあり、「ソロベース」の難点のひとつであろう前室の狭さを解消し、スカート・サイドウォール・通気口を最初から備えた、「ソロベースEX」の完全なる対抗馬。その「FOX-BASE」をさらに改良した「FOX-BASE EVO」はもっと良いに違いない。
「FOX-BASE EVO」がキャンペーンで「ソロベース」並みの価格で入手できるなら、絶対「FOX-BASE EVO」の方が良いのでは!!??と鼻腔を膨らませて7月29日を待っていたのですが、ここで審判の日が訪れます。
Amazonプライムデーです。
「ソロベース」が約30%オフ。
当然、
ポチりますよね。
俄然、
届きますよね。
BUNDOK「ソロベース」内容物の内容物
BUNDOK「ソロベース」の内容物は以下でした。
- ポール
- メインポール(短い方):2本
- サブポール(長い方):2本
- ポールを入れる袋
- ガイライン
- メインポールを立てる用(真ん中にループがついてるいちばん長いやつ):2本
- サブポール用:2本
- 用途不明(一番短いやつ):2本
- メインポールの先端につけるゴムのキャップ:2個
- ペグ
- アルミペグ:18本
- ペグを入れる袋
- テント
- テント
- インナーメッシュテント
- 収納袋
設営方法
設営方法については、別の記事にまとめました。
ファーストインプレッション
試し張りしただけの感想になりますが、
とにかく、
張り姿が美しい。
長方形と三角形、六角形でできたデザインには隙がなく、コチっとしたサイズ感がソロテント然とした機能美をより強調している気がします。
プロダクトとしても、インナーテントやサブポールを含めて全部入りというのが嬉しい。しかも手頃な価格での提供であり、こんなの人気が出ない方がおかしい。野営スタイルの入門編としては間違いのない製品なんじゃなかろうか。
フルメッシュのインナーテントは夏でも快適に過ごせそうだし、↑ちょっと分かりづらいかもしれないけど、フロアは一応バスタブが起き上がっていて、芸が細かい(雨の中で使用したわけではないので、性能は分かりません)。
フロアの半分以上で地面が露出しているので、地べたに寝転んだり、あるいは虫が出てくることに抵抗を覚える方にも、蚊帳として機能するであろうインナーテントは心強い。
少し寝転んでみた感想としては、インナーテントの背面側が垂れ下がってきて、ちょっと邪魔だし、圧迫感を感じました。横から見ると垂直三角形になっているインナーテントの構造上、仕方がないのだと思うけど、真ん中あたりで外側のテント壁に留められるようにして、
かつ、背面の外側の真ん中あたりにループがあれば、そこにガイラインを通して引っ張ることにより、インナーテントの垂れ下がりを軽減できるんじゃないかなーとも思ったり。素人考えですみません。
あと、ここまで一度も触れてきませんでしたが、サイドにもファスナーがあり、これを開けることで、ほぼ見た目はタープのような、風通しの良いアレンジができるのも面白い。サイドのファスナーは前室を閉じたときの出入り口として使うんですかね。
これはもうソロキャンプが捗るという予感しかないし、早く実戦投入したいわけなのですが、
総じて、満足しかしてません。
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