BCBのポケットストーブで自動炊飯してみた

アウトドア
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ということで、個人的にはこれをやらないとポケットストーブをレビューしたことにはならない気がしている自動炊飯。BCBのFireDragon MULTI-FUEL COOKERでもやってみました。

先に結論を申し上げますと、控えめに言ってちゃいぽーでした。

FireDragon固形燃料

Esbitよりはやや特殊なFireDragon固形燃料なんですが、まずこのパッケージ。

お店に並んでる状態で、すでに袋が開いてました。

そういう包装なのかなーとも思ったのですが、

いかにも「開けにくいときはここから破れますよ」と言わんばかりの切れ込み。よく分かりません。イギリス製だからでしょうか。

中に入ってたのがこちらのFireDragon固形燃料。

ドラゴンのイラストが異様にカッコいい。いま気づいたんですが、DRAGONのOの字の中にもドラゴンがいるじゃないですか。カッコいい。

側面には、英語が読めないワタクシのような賎民にも分かるように、イラストで使い方が記載されてます。

  1. 容器から取り出し
  2. ストーブに置いて
  3. 火を点けましょう

当たり前すぎてイラスト不要でしょう?と思われるかもしれませんが、「容器から取り出して使う」のか「容器に入れたまま使う」のか、初見ではとても悩むと思います。なので、個人的にはとてもありがたい「使い方イラスト」でした。

さて、ナイフを使ってブリスターパック容器からFireDragon固形燃料をワイルドに取り出します。

前回も書きましたが「硬めの寒天」のような質感。

そして、意外と強めのアルコール臭がします。無臭もしくはほどんど匂いがしないと勝手に想像してたのですが、燃焼したときのガスが無臭なだけで、アルコール臭はしっかりするみたいです。

匂いが強いということは、それなりにエタノールの濃度が高いことが予想されます。注射のときに「アルコール消毒でかぶれたことはありますか?」って聞かれて、その答えが「YES」の方は触らない方がいいかもしれません。

ということで、今回はFireDragon固形燃料1つ分(27g)を使った自動炊飯。やっていきたいと思います。

FireDragon MULTI-FUEL COOKERによる自動炊飯

お米を1合、トランギア「TR-210」メスティンに入れまして、水の量はグロメットの中心に設定します。

大事なことなので何度も書くのですが、お米の吸水が大事。しっかり20分以上吸水させます。これでこの勝負は「勝ち確」です。

なお、水が濁っているのはお米を研いでないからなんですが、宗教戦争に発展しますので、ここではこれ以上触れません。

今回の白米(白い悪魔)のお供は、個人的にストックしておきたいカレーNo.1、いなば食品のチキンとタイカレー(イエロー)。この実験のために買ってきました。

『温めなくてもおいしく食べられ』るそうで、大変ありがたいのですが、メスティンの上で温めます。

下から三角、四角、丸の順に築き上げられた、美しきカレーの塔。美味しい予感しかない。

着火。

すぐに火が大きくなるんですが、

意外と強い火力にちょっと焦ります。

反対側に風防をセットしてあったので、

片側から盛大に炎が噴き出してしまったのかもしれません。

燃焼ガスの匂いも嗅いでみたのですが、たしかにアルコール臭はなく、ケミカルで不快な匂いもなし。ここはEsbitに比べて高ポイントだと思います。

そのうち、蓋の隙間から蒸気と茹で汁が吹き出し、

程なくして鎮火。

メスティンを取り出して、タオルなどに包んでしばらく蒸しておきます。

実食

5分ほど蒸したあと、メスティンの蓋をオープン!!

現れたるは白い悪魔。今回も完璧な炊き上がり。

温まっていた黄色い悪魔をかけて完成です。

ちゃいぽーテス

なお、今回は賞味期限が切れていない完全体のカレー。疑う余地もなく美味しかったです。ほら、前回はちょっと…不正疑惑もあったので…。

後片付け

煤が付かないと噂のFireDragon固形燃料だったのですが、意外としっかり付着してました。

特に炎が上がってた側に煤が強くついています。

が、洗えばきれいに落ちました。

ポケットストーブの中には固形燃料の燃えカスが残っていたのですが、

ナイフで引っ掛けて、剥がすことができました。

このパリパリとした燃えカスは、生分解性らしいので、環境にも優しい。

とはいえ、ゴミには違いないので、山とかで捨てずに、ちゃんと持って帰りましょう。

まとめ

  • FireDragon MULTI-FUEL COOKERでめちゃくちゃ簡単に自動炊飯できる
  • 1ブリスターパック(27g)で1合炊飯できる
  • 煤が少ないと聞いていたが、思った以上に付いた

今のところ、屋内の安定した環境においては、固形燃料とメスティンによる自動炊飯は一度も失敗していないので、フィールドでもある程度自信を持って運用できそうな気がしています。

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