蝶ヶ岳テント泊(1日目・2日目)の使用ギアをまとめておきます。
バックパック
バックパックはTrail Bumの「STEADY SPECTRA」を選択。
初めて「STEADY SPECTRA」でテント泊をしたのですが、吹き流し部分いっぱいに荷物が入り、パッキング重量は12.9kgと、去年の白山テント泊の11.5kgを超えてました。
バックパック自体は問題なく、びくともしませんでしたが、帰りは肩がそれなりに痛くなった記憶です。せっかくのU.L.系バックパック、もう少し軽量化したい。
サブバック
サブバッグにはミステリーランチの「フォーリッジャーポケットS」を持っていきました。
白山で初めて使用。このときは腕とこすれて痛くなり、すぐに外しちゃったのですが、この位置(↓)なら問題ないことが分かりました。
サブバックは常に悩ましい。
要るのか? お前、本当に必要とされてるのか? といつも自問してます。
テント
テントは去年の白山登山に引き続き、Durston Gearの「X-Mid 1 Solid」。
設営も撤収も簡単で、ポールをストックと兼用するため十分に軽量。広い前室に、両サイドが開くことによる高い通気性。非常に工夫されたインナーテントのレイアウト。目を引く張り姿。本当に非の打ち所がありません。
カズくんがツェルト泊しているのを見て、「X-Mid 1 Solid」のインナーテントを外して、フロアレスで運用してみるのも面白いかも、と妄想を膨らませております。
なお、「X-Mid」シリーズはインナーテントを外すだけでなく、「Stargazer Kit」というアクセサリを使うことにより、インナーテントだけで(蚊帳のように)運用することも可能だったりします。
ペグ
今回、ペグは純正のものではなく、SEA TO SUMMITの「グラウンドコントロールペグ」を試してみてます。
「X-Mid」シリーズは基本のペグが4本と少ないので、1本のペグにお金をかけられる
という謎のロジックで、ちょっと長めのバラ売りされているものを選んでみました。
寝具
こちらも去年の白山登山と同じく、以下を使用しました。
- シュラフ:ISUKA「エア180Xショート」
- シュラフカバーの代わり:SOL「エスケープヴィヴィ」
- シュラフのライナー:SEA TO SUMMIT「サーモライト・リアクター」
ただし、去年の白山は9月、今回の蝶ヶ岳は10月。さすがにダウン封入量180グラム相当の「エア180Xショート」(最低使用温度8°C)では寒かった。
ライナーに「サーモライト・リアクター」、シュラフカバーとして「エスケープヴィヴィ」を使用し、ダウンパンツを履いていても、夜中に何度か目が覚めました。とはいえ、もうひとつ上の「エア450X ショート」を持っていく気も起きず…。
ライナーをイマドキのOCTA CPCPのものとかPRIMALOFT ACTIVEのものに替えれば、意外とシュラフを替えなくても、もう少し低い温度域まで対応できるんじゃないかと思ったり。
マット
Trail Bum「STEADY SPECTRA」の背面パッドを差し替えられるんじゃないかと思い、「FP mat 100」を導入してみました。狙い通り、ピッタリのサイズ感。
「UL Pad 15+」は100cm。はみ出した足が冷えて、去年は「エスケープヴィヴィ」を足元に敷いた経験から、今回は「FP mat 100」を敷いたのですが、結果的には地面からの冷えは感じませんでした。
シュラフの薄さによる全身の冷えと、地面からの冷えの区別がつかなかった可能性もありますが。
防寒着
防寒着はいわゆるアクティブインサレーション系とダウンパンツ。
- ARC’TERYX「プロトンLT」(現在は廃盤)
- ANSWER4「Alpha Direct Long Sleeve Tshirt」
ARCX’TERYX「プロトンLT」は、何年か前に同「アトムLT」や、ほかの厚さ(「アトムAR」、「プロトンAR」、「プロトンSL」あたり)とめちゃくちゃ悩みまくって買ったのですが、結果的に、冬の間はほとんど毎日着ていて、それなのにぜんぜんヘタってないという、とんでもないモンスター。
ヘビーユースの理由はおそらく、保温力と抜けのバランスが良いからだと思います。ちょっともったいなくて、デザインが良すぎることもあり、実は街着メインだったですが、もっとアウトドアに持ち出して良いウェアだと実感。ってまぁ、もともとアウトドアのためのウェアなんですけど。
「Alpha Direct Long Sleeve Tshirt」は今回導入。「嵩高のわりに軽い」ポーラテック・アルファダイレクト、とてもイイ!! かなり気に入ってます。
アルファダイレクトのほかの製品も試してみたい。
雨具
雨具はミレーの「ティフォン50000」。
しなやかで着心地が良いのですが、若干シーム加工が劣化してきたような気もします。
停滞時の保温着として、今回は登場回数が多かったと思います。
クッカー・ストーブ類
ガソリンストーブのOPTIMUS「NOVA」が初参戦。
MSR「ウィスパーライトインターナショナル」の方が軽いんですけどね。あいつ、火加減が苦手なんだもん。
- ガソリンストーブ:OPTIMUS「NOVA」
- アルコールストーブ:EVERNEW「Tiアルコールストーブ」
- フライパン:Esbit「アルミフライパン」
- クッカー:ロータス「アルミポット」
- クッカー:ベルモント「チタンシェラカップ深型480フォールドハンドル」
- カップ:Wildo「フォールダーカップ」
ガソリンストーブとアルコールストーブの火器を2種類持っていったのは、ただの酔狂です。ロマンなんですよ。ぼくはロマンを背負って山に登ってるんですよ!!
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