10月中頃の3連休、カズくんに誘われて、蝶ヶ岳に登ってきました。メンバーはカズくん、ケンケン、そしてワタクシ。このメンバーでテント泊したのは初めてかもしれない。
上高地方面は久しぶりで、カズくんと西穂高のピラミッドピークか独標まで行ったのがウン十年前。それが最初で最後だったと思います。登山のテント泊もそれが最初だったはず。
まったく覚えていないので、今回はすべてが初体験ということにしてしまおうと思います。
出発
当日。やや涼し気な格好のケンケンに若干の不安を覚えながら、カズくんのクルマで出発。
あかんだな駐車場に停める予定だったのですが、満車で入れず、たぶん平湯温泉スキー場に停車。
バス乗り場まで歩くのダルいねって話しながら準備してたら、「タクシーで上高地バスターミナルまでタクシーで相乗りしませんか」とご夫婦に声をかけていただきました。おかげで、バス乗り場まで歩くこともなく、バス乗り場で待つこともなく、上高地バスターミナルに到着。めちゃくちゃ幸運な滑り出し。
上高地バスターミナルからの穂高方面。右側が前穂高、中央が奥穂高やジャンダルム、左側が西穂高のようです。
トレック
今回、初日は徳沢キャンプ場まで行ってのんびりテント泊、2日目はテントをデポして蝶ヶ岳をピストンするプラン。
まずは徳沢キャンプ場を目指してトレッキング開始。
穂高の雄大にして繊細な景色を眺めながら、遊歩道を進みます。後ろ姿はケンケン。
おぉ、これがかの有名な河童橋。めちゃくちゃ人がいました。
テント泊の場合、これまではグレゴリーの「スタウト70」(コレのもっと古いやつ)というバックパックを使用していたのですが、今回は白山のお池めぐり同様、Trail Bumの「STEADY SPECTRA」(40-50Lサイズ)。
ご覧いただくと分かるように、ロールトップのトップ部分(吹き流し部分)までパッツパツ、たっぷりの荷物となっております。隣はカズくん。
なんならすこしクッカーがはみ出しとったからね。「STEADY」でテント泊装備を背負ってどうなるか、テストも兼ねてます。
ちなみに、カズくんもケンケンもグレゴリーのハイエンド「バルトロ65」の同じモデルを背負ってました。
事前情報では、梓川の右岸歩道は工事中とのことで(タクシーの運転手さんもそう言ってました)、河童橋を渡り、左岸側に移動。
こちらは河童橋の上からの画像です。これ、本当に日本の風景かね?
岳沢(だけさわ)湿原の木道をポクポクと進み、
明神池へ。観光客がたくさんいて、顔にモザイクをかけるが大変です。
木立の間から見えるこのするどい山容は明神岳でしたっけ。
穂高神社奥宮にお参り。今回の旅の成功をお祈り申し上げます。
11時頃、明神橋を渡り、再び梓川の右岸側へ。
明神橋を渡った先の明神館のあたりですこし休憩。
左岸歩道の通行止めは解除されてたみたいでした。岳沢湿原も歩けたし、明神池の方にも行けたので、右岸歩道を来たのは良かったですけどね。帰りは疲れてると思うので、距離の短い左岸歩道から帰ろう。
もう45分ほど歩いて、徳沢キャンプ場に到着。
幕営
初めて来た徳沢キャンプ場、とにかくめちゃくちゃ快適で驚きました。テントエリアも広いし、おしゃれな食堂、売店もあるし、ビールも売ってます。トイレは工事中だったらしく、仮設のものでちょっとアレでしたけど、お風呂もあって、敷地内には小川も流れていて、テント泊装備のレンタルもしてそうでした。
テントを設営。
左の黄色いのはカズくんのツェルト、ファイントラックの「ツエルト2ロング」。なんと10月中旬の上高地でツェルト泊である。ツェルト泊、U.L.の観点で興味津々。
中央はケンケンのNEMO「HORNET ELITE OSMO 2P」で、右側はワタクシのDURSTON「X-Mid 1 Solid」です。
特に手前の2張りは、ドーム型山岳テントが多い中で、ちょっと異彩を放ってました。が、タープか、ワンポールテントの人もいたので、これだけ人がいると、変わったことをしている人も相対的に多いんだな、とも思いました。
DURSTON GEARの「X-Mid」シリーズは、シンメトリーな構造で両側が開けられます。日中は出入り口とは反対側も開けて、風通しを良くすることで、快適に過ごすことができました。
食事
お昼は焼肉。
フライパンやガソリンストーブを持ってきたため、バックパックがパッツパツになってしまったのですが、結果的には登山中とは思えないお昼ご飯になり、良かったです(普段、なに食ってるんだって話ですが)。
なお、MSR「ウィスパーライトインターナショナル」は、火加減ができず焼肉は難しいということは学習済みなので、今回はOPTIMUSの「NOVA」を持ってきております。
ちなみに、カズくんもお昼は焼肉でした。草。
夕飯は「自動炊飯シリンダー」を使って炊飯し、
カレーを喫食。
正確にはカレースープでカレー風味のリゾットを作った、という感じ。
ガソリンストーブでももちろん炊飯できるんですけど、どうせバックアップでアルコール燃料を持っていくのであれば、自動炊飯にして放ったらかしにしておけ、という甘えも出ました。この辺の甘えは、荷物の重さに直結する気もするので、今後はもうちょっと考えたい。
今回、ガソリンストーブやアルコールストーブの下に敷く難燃マットを忘れてしまって、大変申し訳なかったし、心苦しかった。いちおう、芝の薄い場所にストーブを置いたけど…ノーダメージということはないと思います。
就寝
外が暗くなってきて、それでもまだかなり早い時間にシュラフに入りました。
去年の反省を活かし、今回は耳栓を持ってきているので、わりとスムースに入眠できた気がします。
が、耳栓の向こうから聞こえるいびきや(とくに子どもの)話し声で、何度か目が覚めました。
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