11月の後半。もう登山も厳しいかなという時期なんですけど、今年はまだ暖かくて、良い天気の週末でした。カズくんに誘っていただき、今年2回目の登山に行ってきました。
初めて登る山で、オンソリ山→笈山→鉢伏山の順に、ピークハントしながら回るルートでした。
白山里という温泉施設にクルマを停めて、登山の準備をしていると、ボランティア(?)で登山道を整備されている方に声をかけられました。今日は鉢伏山の方の整備をするとのこと。ご苦労さまです。登山道って、こういう人たちの力があってこそ、維持できるものなのかもしれない。
瀬波川キャンプ場近くまで2kmほどアスファルトの道を歩いていき、オンソリ山の登山口に到着。
瀬波川キャンプ場はちょろっと覗いた程度なんですが、静かで良さそうな雰囲気でした。
小川の横を入っていきます。奥に見えてるのは砂防ダムですかね。
川のせせらぎの音が耳に心地良く、足元は落ち葉でフカフカだし、この時期にしては暖かい気温。いきなり気持ちがイイ。
登山口から少し登ると、カタクリの群生地が現れます。「廃道になっていた登山道を整備していたらいきなり出現した」というエピソードが面白い。平成28年(2016年)って言ったらわりと最近じゃん。
カタクリの季節は春らしいので、来年の春とかにまた来てみたいかも。
オンソリ山頂まではわりと急登なのですが、登山道がジグザグに作られていて、それほど大変ではなかった印象です。
それにしても、この木の曲がり方よ…。急斜面に積もった雪の重みで、根っこの方が曲がってしまうんだと思います。ほぼ横に生えとるからね。雪国っぽい風景で良き。
カズくんの背中を見ながらポクポクと歩を進めます。
詳しくないのですが、もしかして、もしかすると、これ(↓)ってクマの爪の跡じゃないですか? マーキングしていったの? 触ったら指先に樹液がつきました。ちょっとタマヒュン。
振り返ると白山。
反対周りのルートで来れば、オンソリ山からの下山時に正面に白山が見えるということになりますね。
モミジとシラカバかな? 赤い葉っぱの木の色づき方は見事でした。
という感じでオンソリ山をピークハント。
標高888.6m、低山とはいえ、けっこう高いじゃん、という印象。
次は笈山。ここからは稜線歩きになります。オンソリ山頂と笈山は400mくらいみたい。
季節外れのシャクナゲが咲いてました。
言うてる間に笈山をピークハント。
ちなみに「笈山」は「おいずるやま」と言うらしいです。何度聞いても覚えられないし、もちろん書けないし。「おいずる」なのか「おいづる」なのかも分からないし。
最後のピーク、鉢伏山でお昼にすることにして、またしばらく稜線を歩きます。わりとアップダウンがあった印象。
すごいパノラマ。尾根歩きなので、周りに遮るものが何もなく、景色がイイ。
少し足場が悪い尾根のピークっぽいところ。この辺は少しアドベンチャーな雰囲気がありました。
そして空がキレイ。雲ひとつないとはこのことじゃないですか。
尾根道は両側に低木と草が生えているおかげで、あまり高度感はないのですが、意外と狭くて(細くて)、もし足を踏み外したら?と心配な場所もありました。
内尾っていうところを通過。変なキノコ。
谷を挟んで反対側の斜面に見えてくるのは、白山セイモアスキー場のリフト降り場。第3ペアリフトですかね。
ということで鉢伏山をピークハント。
標高は851mとのこと。オンソリ山頂よりはちょっと低いんですね。
鉢伏山の山頂近くでお昼にします。今回も火器はアルコールストーブにしました。
持っていったギア:
- クッカー:Lixadaのチタンカップ
- アルコールストーブ:EVERNEWアルコールストーブスタンド + Tiアルコールストーブ
- 風防:EVERNEW Tiフーボー
- ライター:SOTOマイクロトーチアクティブ
- 鍋つかみ:シリコン指グローブ
- カップ:Wildoフォールダーカップ
最近はもっぱら紅茶派です。
のんびりとお昼を摂ったのち、下山。
オンソリ山への急登はまだ登山道がジグザグで歩きやすかったのですが、鉢伏山からの下りはわりと直登(登ってないけど)の道で、おまけに足元はフワフワの枯葉の絨毯。
滑りまくりました。
こんなに転ぶかっていうくらい転んで、こんなに尻餅つくかっていうくらい餅つきしました。軽く二桁は足を滑らせたと思います。
幸いにも捻挫・打撲・擦り傷などのケガはありませんでしたけど、心に深い傷を負うくらいには足を滑らせたんですが、景色は最高。
足を滑らせて立ち上がると、まだ眼前にけっこう長い下り坂が続いていたりして、何度か絶望しましたけどね。
最後に高所恐怖症にはまあまあ怖い吊り橋を渡って、駐車場へ。
お疲れさまでした。
初めての山に連れていってくれたカズくんに感謝。今度はカタクリの咲くころに来たいと思います。
なかなかアドベンチャーで面白い登山になりました。
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