特殊な訓練を受けている性癖のため、日々「ストロングスタイル」のチェアリングを実践しているのですが、
とくにアルコールストーブを使用していると、クッカーやポットの把手に火がかかり、特殊な訓練を受けていても性癖の持ち主でも、素手では触れなくなります。

というわけで、シリコングローブを導入してみたのですが、指2本でクッカーを支えるにはやはり小さく、記事内の最後に記載しているGSIの「シリコンポットグリッパー」をソッコーでポチってたんでした。
が、某カメラ系ECサイトでポチったのですが、
2023年😅月🥺日現在、メーカー在庫も欠品しており、
具体的な入荷予定日の回答を頂く事が出来ない状況です。
そのため、商品のお届けにはまだしばらくお時間がかかるかと思われます。
お待たせして誠に申し訳ございません。
次回の入荷予定のご案内は、2023年😇月😊日頃を予定しております。
誠に恐れ入りますが、もう少々お待ち頂きますようよろしくお願い申し上げます。
というメールが半年くらい毎月届き、いやまぁ、手配状況を教えてくれるのはありがたいんだけど、在庫してないものを販売するんじゃねーよ、という気持ちにはなりました。
で、忘れた頃に届いたので、こちらも忘れるくらい放置したのち、レビューしてみますよっと。
外観
日本での製品名は「シリコンポットグリッパー」ですが、パッケージには”MICRO GRIPPER”とあります。

指が2本ほど入りそうな指サックに、幅広の羽が根元に繋がっているような形状。

ちなみに重さは14グラム。まったく荷物にならない重さ、サイズ感だと思います。
特徴
マグネット式
指サック側の側面にはポッチがあります。よく見ると、磁石のマークが刻印されています。

ポッチの中には磁石が入っていて、OD缶などにくっつけることができます。

紛失防止策だと思いますが、なかなか良いアイデアだと思います。
滑り止め加工
シリコングローブではほとんど意味がなかった滑り止め加工ですが、「シリコンポットグリッパー」のものは良くできています。
滑り止めになっている「線状の突起」の親指側は、指サック側の形状に合わせて湾曲しています。

また、芸が細かいことに、互い違いに噛み合わさるように配置されています。

使い方
指サックに人差し指と中指を入れ、羽を外側から親指で押さえるような使い方が正解。というか、ほかの使い方があるなら教えて欲しい。

3本指で掴むので、安定感はあります。
が、親指が完全に露出しているため、燃え盛っている炎の近くに指を持っていくのはちょっと心許ない気はしました。親指側も指サック形状で良かったのでは?と思います。
また、親指側が指サック形状になっていないため、ガバッと開くことができません。これが実戦でどのくらい影響があるのか、要観察です。
まとめ
製品としては、ただの耐熱シリコン製の指サックなのですが、よく考えられたデザインで付加価値を追加する「基本に忠実なプロダクト」。
心配な点は、親指が露出していることによる炎への不安と、操作感ですが、どうでしょうか、意外に気にならないのかもしれません。
軽くて荷物の邪魔にならず、3本指で支えるというミニマルな機能と、親指はノーガードという危うさを提供している「面白いところにバランスを取ったU.L.ハイカー向けの鍋つかみ」という印象です。
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