2022年GWの立山バックカントリー │ 2日目

2022年GWの立山バックカントリー │ 2日目

頭の中を占拠する「ゴールデンウィーク、3泊4日の立山バックカントリー」計画。初日は降雪で視界が悪い中、なんとか雷鳥沢キャンプ場にたどり着いただけでした。

ほぼノープランで迎えた2日目。果たして。

雷鳥沢キャンプ場

山の朝は早い。

朝5時すぎ。テントの中でそっと目を開けると、昨晩の風は止んでいて、外からはクランポンで雪を踏み締める音が聞こえてきます。

テントの入口に10cmほど吹き溜まった雪を外側に押しやり、ジッパーを開けて外を見ると、まだガスの中。

テントの内側は結露が凍っていて、拭き取るのも面倒だし、もう少し陽がのぼるまで二度寝を決め込むことにしました。

新雪を滑りたい気持ちもあるんだけど、この時期の新雪の中、ソロでハイクアップし始めるほどの自信はありませんでした。

9時前に二度寝から目覚めると、ガスはどこかへ運ばれており、快晴のテント外。テントの結露も乾いてました。

雄山方面には、すでにファーストトラックをキメた跡が残ってます。

テント場にはたくさん人が残っているのを見てちょっと安心しつつ、今日は雷鳥沢方面を滑ることに決めて、準備を開始。

1本目:雷鳥沢ライド

今回、目標に定めた雷鳥沢方面。

左側にしっかりついているトレースを慎重に辿って、登れるところまで登って、雷鳥沢を滑って降りてくるプラン。無理じゃなければ剱御前小舎まで行きたい(以前、複数人で登ったことがある)。

昨日の降雪で一度リセットされた雪面に、新しい踏み跡、トラックがついています。

9時半ごろから登り始め、

1時間ほど登った10時40分ごろ。下の方の「四角い点々」が雷鳥沢キャンプ場。だいぶ高度を稼いだようにも見えて、剱御前小舎まではまだ3分の2ほど行程が残ってます。

ハイクアップ中、有名人とその取り巻きと思われる方の集団と、その集団にファンの声色で声をかける女性に遭遇しました。というか、女性が声をかけるシーンを目撃しなければ、その集団が有名だということも分からなかったのですが。

漏れ聞こえた会話から察するに、有名なユーチューバーの方なのかな? もうユーチューバーはタレントなのだなぁ、と思ったりしました。

12時20分ごろに剱御前小舎に到着。

余裕がなかったんでしょうね、2時間弱、画像は撮ってませんでした。

ハイクアップ中、上はドライレイヤーとベースレイヤーのみを着用して上がって来れるほど、天気は良かったのですが、剱御前小舎直前のちょっとした稜線は少し風が強くなって、体温が奪われる感覚があったので、スノーボードのウェアを着用しました(ベンチレーションは全開)。

体温に気を配れる程度には余裕があったというか、それ以上の余裕はなかったというか。

こちらは雷鳥沢とは反対側の剱岳方面。

剱沢方面に滑っていく人たちもかなりいそうでした。

少し(本当に少し)休憩して、

剱御前小舎のちょっと下の岩場をツボ足で降り、本日のエントリーポイントへ。

画像真ん中下の点々がゴールのテント場。

ここからは一気に滑り降りてきました。新雪が積もった翌日の午後イチということで、かなり雪は良く、板も走って、めちゃくちゃ気持ち良かったです。ヨダレが出そうでした。鼻水は出てました。

途中、ソロのスキーヤーが変なタイミングで入ってきて、ちょっと目障りでしたね。こんなに広いフィールドで滑ってて、なぜ交錯するのか。あまり周りを確認せずに滑り出している印象でした。自然地形でお互いソロで遊んでいるので、他人の目があることは良いことなのかもしれないですけど…。

テント場に戻ってくると、やけにテントが増えてました。

昨日まで通路だったところにもテントが張られてて、自分のテントの住所が分からなくなるレベル。(本当に分からなくなって、一度管理所まで行き、脳内の地図をリセットして、自分のテントに戻りました。)

2本目:テント場近くのちょっとした斜面

14時すぎ。

まだ体力も残ってるし、テント場を挟んで雷鳥沢とは反対側の、この小さな斜面を滑ることにしました。

ツボ足でも登れるくらいの斜面で、ここを繰り返し(ツボ足で)登り返しては滑っているスノーボーダーもいます。

テント場のすぐ近くで、危険も少なそうなのですが、自分は念のためスノーシュー着用でハイクアップ。

トップというか、雷鳥荘との中腹の尾根まで登ったのですが、この場所が想像以上に静かで心地良く、10分以上休憩したと思います。ランチを食べに来たいくらいの心地良さでした。

ちなみに、今回のバックカントリーのお供の板はGENTEMSTICK T.T 158。ナローな板なので、春雪でも滑りやすかろうというのと、結局シーズン通して一番よく乗る板で、絶大な信頼を置いているということもあり、できるだけリスクを抑えたいバックカントリーでは採用しがちです。

T.T 158の前はMANTARAYを持っていってましたね。

奥の斜面も気持ち良さそうな斜度で、調子の良いトラックが何本も刻まれてました。この右側に雷鳥荘があるので、その辺りからエントリーしているんだと思います。

テント場へは数ターンで、でも気持ち良く滑り降りました。

夕飯

16時前にはテント場に戻っていて、本来なら昨日ひと滑りした後に飲むはずだったビールをプシュッ。

お酒を飲む機会がめっきり減ってしまい、久しぶりにビールを飲んだのですが、過去イチ美味しい黒ラベルでした。

ビールをやりつつ、カレー用のご飯をメスティンで自動炊飯。固形燃料はFireDragon。このために練習してきましたからね。

なんとなく、火力が弱いし、吹きこぼれもなかったのですが、その分、燃焼時間が長いようにも感じたので、たぶんうまく炊けているだろう、と。

次はカレーを熱湯で戻して、

10分ほど蒸らしたあとに、炊けているはずの白米とご対面。

は?

炊けてないのだが?

仕方がないので、ガスバーナーで追い炊き。「追い炊き」って言葉はあるんでしょうか?

気温が低い or 標高が高いと固形燃料って使えないのかなぁ。この辺はもうちょっと研究したい。

今度は無事炊けたので、

カレーと共にいただきました。大変美味しゅうございました。

明日のプラン

夕飯を食べながら、テント場から見える斜面を観察。

ソロなのであまりテント場から離れたくないし、雄山方面は(一ノ越までだけど)以前ソロでも滑ってるので、明日はまだ入ったことがなさそうな斜面に入ろうか、と思案。表層雪崩が起きている斜面を避けて、その両側の谷筋(?)に入るのはどうだろう。

左側に目をやると、陽が落ちた西側の空はオレンジ色で、

夕陽が反射する東側の空はほんのりとした紫色でした。

フツーに雄大すぎ。さらっと書いてますが、けっこう感動してます。

2022年5月3日の行動ログ

上側が1本目の雷鳥沢を滑ったトラック、下側が2本目のおかわりトラックです。